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みえないものを、みる視点。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

除外されがちな人々と対話する機会

コペンハーゲン中央駅から南に降りたところにあるCafé EXITに行ってみた.ここは元受刑者の社会復帰の支援をしている団体が運営しているところで,不定期に元受刑者たちによるイベントもしている.刑を終えて出てきた受刑者は,当初は仕事はもちろん,社会的…

持ち運べるラボ

10月30日(金)、たまたまクリスチャンボー城の前を通りがかったら、突然、FABLAB RUCのコンテナが置かれているのを発見した。RUCというのはコペンハーゲンの近くにある総合大学のロスキレ大学のことで,そこで運営しているfabLabのようだ。なんとコンテナご…

日本のデザインがデンマークに与えた影響:Learning from JAPAN展より

現在、デンマークデザインミュージアムではLearning from JAPAN展-デンマークのデザインが日本文化から学んだこと-を開催中。友好150周年ということで、2015年10月8日〜2017年12月31日と2年間の長い間展示するようだ。 デザインミュージアムはオフィスからの…

時間というフォーマット

日曜日に、夏時間から冬時間に切り替わった。初めての経験でどこに影響がでるのかよく分からなかったが、googleカレンダーの予定も自動的に変更されて、スケジュールに関してはほとんど意識することはなかったと言える。ある友人が「日曜日に一時間余分に寝…

クリエイティビティを生む多層的な仕組み:エグモントホイスコーレン訪問

10月22日(木)。エグモントホイスコーレンを訪問してきた。ホイスコーレンとはデンマーク独自の教育制度で、年齢制限をクリアすればだれでも学びにいくことができる学校である。比較的短期間でも在籍できるので、デンマークの人々は自分の可能性をさぐるた…

バーゼルで見た風景

駅前の甘栗屋(甘栗屋の屋台は本当に多い) クララ通り 市街地のよくわからない傘のディスプレイ 美術館通り(数々の美術館・博物館はかなり集中しており観光にはとても便利) バーゼルエキシビションセンター 夜のエキシビションセンター。バーゼルは奇妙な…

チューリヒで見た風景

チューリヒ中央駅。有名なスイス鉄道時計があちこちに。 チューリヒ中央駅駅舎 バーンホーフ通り バーンホーフ通り(マックス・ビルのパビリオンスカルプチャーの広場周辺より) リンデンホフ(菩提樹)の丘。菩提樹がちょうど葉を落としたところ。 リンデン…

不屈のデザイン運動体の輝きを見た:ウルム造形大学アーカイブより

10月19日(土)、フライブルグからウルムに移動した。この街は世界最大の大聖堂で有名だけれど、今回の旅の最大の目的地はこの古ぼけた校舎。デザインを学んだ者なら知らない人はいないHfG、通称 "ウルム造形大学"の跡地である。ちょっと前まではウルム大学…

外からの視点で日本の情報をデザインする:フライブルグ・フォルマーデザイン訪問

10月16日 (金)、スイスのバーゼルから、ドイツのフライブルグへ移動。といっても電車で40分。この日の午前中にフライブルグで情報デザイン事務所を開設されているフォルマーデザインを訪問する。入り口まで辿りついてみると、おお、まるでお城のような建物!…

人々が議論を楽しめるような仕組みを作ること:スイスで見た二つの展示

バーゼルの歴史博物館に立ち寄った際、「Point de swiss」というとても興味深い展示をやっていた。パブリックスペースとインターネットで収集したデータをベースにした統計のアートプロジェクトである。国民にプレイフルなサーベイ方法で根掘り葉掘りいろん…

全てがデザイン:ヴィトラデザインミュージアムのバウハウス展より

10/15日(木)。ヴィトラデザインミュージアムで開催中のバウハウス展を見学。今回のルートからかなり外れているのでバウハウス資料館への見学は断念したのだけど、偶然にもヴィトラデザインミュージアムに立ち寄った際に展覧会を開催しているとは、なんとい…

タイポグラフィの聖地、チューリヒとバーゼル

グラフィックデザインのセオリーとして50年ほど前にスイスから発信されたタイポグラフィ、通称スイス・スタイルは今日まで大きな影響をもつ。しかしながら、僕ら外国人としてはなかなかスイススタイルを生み出した文化的な背景までは理解することができない…

"旅"とは自分の物差しに気付くこと

スイス—南ドイツの調査旅行から無事に戻ってきた。今回のテーマは自分のグラフィックデザインの基礎知識にしているスイス・スタイルやモダンデザインの系譜とその背景にあるものを、自分の眼で確かめてみること。一人で行ったので家族には迷惑かけたけど、い…

【前編】デザインはプロセス?:SanseSlottetデザイン幼稚園訪問記

9月30日(水)、存在を知ってからというもの、ずっと行ってみたかったコリング市のデザイン幼稚園を見学してきた。コリング市の中心部からさらにバスに20分ほど揺られて到着。結構な郊外に忽然とモダンな建築が建っている。代表のMarianneが応対してくれた。…

草間彌生と子供向けワークショップ@ルイジアナ美術館

ルイジアナ美術館では現在企画展として草間彌生展を開催中(2015年9月17日〜2016年1月24日)。回顧展として生い立ちの頃からアバンギャルド、フラットな水玉シリーズからさらに新境地を切り開いている最新作シリーズまで、作品数も多くて素晴らしい展示でオ…

【LOUISIANA #4】次世代の創造力のためにできること:ルイジアナ美術館での展示会から

10月8日、これまで数回レポートしてきた、arki_labとルイジアナ美術館のコラボレーションプロジェクトの展示初日ということで、美術館へ。ここは大変景観が素晴らしいところだが、この日は生憎の雨模様でちょっと残念だ。 美術館に併設されているホールに、…

こんどはリンゴを狩りに行く

10月3日(日)。ちょっと天気悪いが、近くにリンゴ狩りができる農園があると聞いて出かけてみる。リンゴ狩りはデンマーク語ではSelv-Pluk(英語ではSelf Picking Service)という・・・。味も素っ気もない言い方に対して、日本語の「狩り」という言葉に込め…

ビジネススクールでデザインについて議論した

打ち合わせでコペンハーゲンビジネススクールへ。ここの建築は白基調の内装が教会のようで美しい。(ちなみにCBSはメインの建物もダイナミックですごい) 世界中の動きと同じようにここのビジネススクールでもインタラクションデザインやコミュニケーション…

学生たちの持つ権限の違い

学内のカフェが閉鎖されて残念に思っていたら、図書室だった場所を手に入れたようで、より大きなカフェに生まれ変っていた。良い感じの音楽がかけられ、洒落たインテリアの中で学生達もリラックスしてコーヒーを飲んで語らっている。 実はこのカフェ、学生ボ…

キノコを狩る

9月27日(日)。デンマーク日本人会の主催で開かれたキノコ狩りに参加。 コペンハーゲンの郊外には森が多くて、こういう秋らしいイベントができたりする。キノコ狩りの名人がいるそうで、とれたキノコは彼女に判断してもらう。 ちびっこたちがキノコを見つけ…

街のプロトタイプを見る:COBE Architects にて

9月18日(金)夜。COBE Architects所属の建築家の加藤さんに案内してもらってフライデーパーティに建築編集者のSさんとちょっと参加してきた。彼らのプロジェクトを沢山展示してある。以前ワークショップで訪問したBIBLIOTEKET Rentemestervejも彼らの仕事だ…

コリングにて

29(火)、30(水)はコリングへ。もの凄い霧! デザインスコーレで開催された、ソーシャルイノベーションがテーマのカンファレンスに出席することが目的だったんだが、楽しみにしていたマスタークラスのワークショップが突然中止に。もう電車のチケットもホテル…