Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

時間というフォーマット

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日曜日に、夏時間から冬時間に切り替わった。初めての経験でどこに影響がでるのかよく分からなかったが、googleカレンダーの予定も自動的に変更されて、スケジュールに関してはほとんど意識することはなかったと言える。ある友人が「日曜日に一時間余分に寝れる、ってことだよ」と笑っていたが、その表現がいちばん適切だ。

 

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体感ベースで言えば、確かに朝の出発の時間が急に明るくなって、戻る時間が急に暗くなった。何事もないように慣れていくのが不思議だ。時間というのは不変的なようでいて、結局のところは太陽にあわせて作られた人間用のフォーマットであり、相対的なものなのだなぁ、と気付かされる。

 

「時間はね、こうやって大きい時計に入れて、家の柱に掛けて置くのが一番いいんだよ。腕時計なんかに入れて外に持ち出そうなんて、とんでもない考えだよ」「……」「考えてもごらんよ。私たちは親子たった二人しかいないんだよ。その二人が別々の時計を持つようになったら、どうなると思ってるの」「でもあの時計は狂ってるじゃないか」「いいえ。あれはちゃんと合ってます」(映画「田園に死す寺山修司より)