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みえないものを、みる視点。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

運動会、この日本的なるもの

8月30日(日)は、コペンハーゲン日本人補習校の運動会。デンマークに駐在している家庭の子ども達や、日本にルーツのある家庭の子供たちは平日はみんな現地の学校、もしくはインターナショナルスクールに通っているわけだけど、この学校は、そういったこども…

街全体でデザインのエコシステムをつくる:南デンマーク大学とコリング市再訪

24日(月)、コリングにある南デンマーク大学のコリングキャンパスを訪問。ここで准教授をしている友人のRobbが案内してくれた。先日訪問したデザインスクール・コリング(過去記事はこちら)のすぐ隣で、お互いに刺激し合っているらしい。キャンパスは外観…

さらば友よ

26(水)は、研究グループの同僚で同室のベルギー人研究者、NielsとLiesbethの送別会。かれらは9月からの新学期に合わせて自国に戻る。ふたりは国内で所属している大学は違うが実は夫婦で、ベルギーの国費でデンマークに研究に来ていたのだ。CoDesignとかPart…

【Give&Take】お年寄り達にプロジェクトの宣伝をする:シニアデー

25日(火)はFrederiksberg市のシニアデーという高齢者向けイベント。Frederiksbergはコペンハーゲン市の中心近くにあるが別の市で、ハイソな方々が住んでいるキレイな街である。Give&Takeプロジェクトのみなさんがブースを出展するそうで見学に行ってきた。…

季節を区切る

久しぶりに大学に行ってみると、アトリウムで新入生向けのセレモニーの準備をしていた。フロアにはフレッシュマンらしき初々しい若者達がたくさん。 入学式が9月というのはなんだか奇妙に感じるが、大学の中では新しい季節が始まる感じがあちこちに充満して…

本をシェアする場所とそこに生まれているもの

近所の図書館の庭には、なにやら不思議な白い塔がある。地元の人々向けの書籍共有場所で、ルールは何も書いてないのだけど、読みたい本を自由に持っていい代わりに何か変わりの別の本を寄付する、という仕組みらしい。照明も太陽光発電でコンセントいらず、…

BYHAVEN 2200:人々がシェアするための都市型菜園

先日お会いしたSさん親子に教えてもらったNørrebropaken内にあるBYHAVEN2200。16(日)に上の子と二人で行って来た。公園に遊びに行くことをダシにしてちゃっかり調査に行くのである。 簡単に説明すると、ここはコミュニティガーデンで、希望すれば区画を借り…

デザインと人類学の境界領域を探る会議:The Design Anthropological Futures

8月の13日(木)と14日(金)、王立デザインスコーレで国際会議The Design Anthropological Futuresが開催された。いつもお世話になっているThomasたちが主催していることもあり、地元コペンハーゲン開催だしと気軽な気持ちで出かけたが、会場に行ってみたら…

カンファレンスに出席中

昨日、今日と現在カンファレンスの真っ最中。過酷なガチ議論で、朝から晩まで言葉の壁と戦ってます。 週末まで記事は書けないと思います。みなさん良い夏を。

手間暇かけることでうまれる価値:スウェーデン・ルンド大学の「TOMORROW COLLECTIVE」展より

8月8日(土)、スウェーデンのmalmoに家族で遊びに行った。malmoはスウェーデン南端の街で、コペンハーゲン中央駅から電車で30分。隣国と言うより隣街感覚である。偶然立ち寄ったギャラリーで、ルンド大学のプロダクトデザイン専攻修士課程の学生達の発表会…

コソボの若者達がデザインで自国を変えていく可能性を見た:王立デザインスクール卒展から

8月5日(木)、近くにあるデンマーク王立デザインスクールの卒展を見に行く。海軍の施設をリノベーションした重厚なキャンパスの一角にあるギャラリー。 しばらく展示しっぱなしのようで、夏休み明け直後ということもあり、ほとんどお客さんもいない。 ここ…

レゴ発祥の街・ビルンを歩く

夏休み中にビルンの街に行ってきた。コペンハーゲンからは電車で3時間、そこからバスにゆられて約1時間。デンマーク南部の田舎の街である。6146人しか住んでいない田園地帯に、本当に忽然とレゴランドと小さな空港がある。ここはレゴ発祥の地だそうで、そ…

学習を妨げる道具に気付く

書くのを忘れていた自転車ネタをもうひとつ。 5月初旬に、上の子にフリーマーケットで自転車を買ってあげたら、大喜びで乗り始めた。デンマークは公園多いので自転車の練習もしやすく、ありがたい。だが、彼はほんのちょっと練習しただけですぐ乗れていたの…

交通プレイパーク:ここまでやらなきゃ嘘だろう?の本気度

7/31(土)。子供と妻がFælledparkenという大きな公園に行くというので、一緒について行った。よく知らずに行ったが、ここはその中にある「trafiklegepladsen(交通遊び場)」という、交通システムを模した子供向けの公園である。自転車の練習ができる場所であ…

完結させない「余白」をつくること

Kongens Nytorvの工事仮囲いのクリエイティブワークの定点観測。先日通りかかったら立体の馬が並んでいた。観光客にはわからないが、この囲まれている公園の中にずっと置かれている、クリスチャン5世(昔の王様)の銅像が乗っている馬が、仮囲いの壁から脱…

外で映画を見る経験

7月31日(金)はDANISH FILM INSTITUTEが主催する野外映画祭に行ってきた。上映作は「2001年宇宙の旅」で、無料。夜の9時半開始なのにこの明るさでちょっと笑った。この夏デンマークは冷夏でこの日も10℃台前半、寒くなりそうだな・・・と思って座ったら目の…

電車が便利になるのは誰だ

電車を、車いすの人でもつかえるようにバリアフリーとしてデザインすることで、ベビーカーにとっても優しくなる。さらに同じ車輪の乗り物である自転車の運搬も行いやすくなる。特定の障害者のために作ったものであっても、結果的に健常者の役にも立っている。

子供と一緒にデザインする方法

ここのところ、デモクラティック(民主的)アプローチのデザイン事例をジャンル問わず集めている。これはNørrebro地区にあるGuldberg skoleの校舎。3階から伸びている滑り台は、学校帰りに階段を駆け下りずとも"ヒュ〜とワープして一気に下校することができ…

右側通行を暗示する

写真を整理していたら忘れていた記録をいろいろと見つけた。6月にKoldingに行った時の早朝の商店街で、通りを斜めに横切るようにストライプが入れられている。 これと似た風景を、ふと思い出す。 最寄り駅から大学までの通学路を道幅一杯に広がってぞろぞろ…