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みえないものを、みる視点。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【LOUISIANA #3】こどもたちは、自己満足でないものづくりはできるのか?

9月28日(月)の早朝。またもルイジアナ美術館近くにある学校へ。この学校は、広くて緑の多い遊び場に、教室は全部1階だけでつながっている。なんという贅沢な土地の作り。「ビレッジ型のホテルみたいだよね」と先生も笑っていた。 というわけで、今日はArk…

コラボレーションは距離の近さから:ルンド大訪問

25日(金)の午後、打ち合わせでスウェーデンのルンド大へ。ルンド大は日本ではあまり知名度無いと思うが、スウェーデン屈指の名門で、あるランキングでは北欧でNo.1らしい。 ルンドの街は、ケンブリッジのような大学を中心としてできたというが、駅降りてバ…

【LOUISIANA #2】人々の発想をあつめるプラットフォームと、その先。

ちょっと時間経ってしまった。9/16(水)は、ルイジアナプロジェクトの第二回。(第一回の様子) 早朝からルイジアナ美術館近くの、とある学校に向かう。こちらの学校は朝8時から授業があるそうで、午前中ぶち抜きで全部ワークショップに使うという。子ども…

コペンハーゲンの"134号線"

たまには日記らしいことも。先日お会いした日本人の方から、うちの近所のStrandvejenの話になり、「あの辺は湘南ぽいよね、あの海が見えてくるところが国道134号線で。ついでにサザン世代なので頭の中で"希望の轍"とか、そんな歌が流れてくる」というような…

街の中に仕掛けられた子供達の提案装置:Park(ing)Day

9月18日(金)の午後、Arki_labのみなさんがオフィス前でちょっとしたイベントをやるということを聞いて、仕事場を抜けてお邪魔してきた。彼らのイベントは、"Parkday"(世界公園の日)という記念日をひねり、"Park(ing)day"(駐車場の日)と変える。事務所前…

デュアル・ファシリテーションの可能性

うう、忙しくてブログ書く時間もなくなってきた。9月21(月)、22(火)は終日、Give&Takeのコンソーシアムのミーティング。普段なかなか会えないデンマーク・オーストリア・ポルトガルの3カ国のメンバーがみんなメインの仕事休んで王立デザインスコーレの一室…

当事者が嬉しくなる異文化交流のかたち

子供の通っている幼稚園で、「日本の日」というイベントが実施されたそうで、日本料理をみんなで食べたという。韓国とか中国とか、他の国の日もあるの?と子供にきくと、「ない」とのことなので、わざわざ設定してくれたのだろう。こういったきっかけを元に…

日本で須永先生の講演が企画されているそうだ

日本デザイン学会情報デザイン部会の主催で、須永先生の講演があるらしい。(9月24日に東京ミッドタウンのデザインハブにて)。 social-design.peatix.com 速攻で満席になってしまったので、まあ今頃ここで宣伝したところで全く意味ないのだけど。(ちなみに…

エストニアのデザイン

エストニアは、旧ソ連の崩壊を経て1991年に再び独立した国。ソ連時代に情報研究機関が置かれていたという資産を活かして情報産業に力を入れ、そして今では"バルト海のシリコンバレー"の異名をとるほど立派なIT先進国となったことはよく知られている。フィン…

世界遺産の街・タリンで見た風景

ヘルシンキからフェリーで2時間。対岸にある、エストニアの首都・タリンに日帰りで訪問してきた。世界遺産のタリン旧市街は評判通りとても美しい。日本人の観光地としてはマイナーかもしれないが、フィンランドとセットでいけるので、訪問する価値がある都…

デザイン・ドリブンによる街づくり:ヘルシンキデザインウィーク

ヘルシンキ出張についての続き。この時期にヘルシンキを訪問したのは、ちょうど世界中からデザイン関係者が集まるヘルシンキデザインウィークが開催されるからである。ヘルシンキはデザインによる市民中心の街づくりを標榜し、Design Driven City Helsinkiと…

空港の中を移動する

子連れ旅行者にとって、空港はしんどい。ベビーカーをカウンターで預けた後、 いくつかある手荷物といっしょに子供を担いで移動するのはかなり体力を消耗するのだ。 日本の成田も羽田も空港内でベビーカーを貸してくれるが、空港によってはなにも準備してな…

プロ級のシェフにフィンランド料理をご馳走になる

岡田先生(アアルト大学客員教授)のご厚意で、転居されたばかりの岡田先生のご自宅でホームパーティに混ぜていただく。ちょうど日本人の研究者がヘルシンキに集まっていた時期で、岡田先生、東大水越先生、真鍋先生、愛知淑徳大の宮田先生、武蔵学院大の上…

"買い物する"ということは:タリンで見た風景

エストニアの首都、タリンのスーパーマーケットのレジにて。 大きな液晶モニタで個別の商品の金額と合計金額がいくらかリアルタイムで表示している。これはわかりやすい!外国のスーパーで買い物した経験がある人は分かると思うが、ローカルな言語で金額を読…

現代に蘇る先駆的なデザイン哲学:Aalto大学訪問記

9月7日(月)、フィンランドの誇る名門、アアルト大学を訪問してきた。モバイルメディア研究者の岡田先生(関西大教授)がちょうど客員教授として滞在されているので、いろいろ案内して頂く。なお、岡田先生とは初対面だったのだが、サバティカル先に当初は僕…

難民問題はむずかしい

9月11日(金)の夕刻、所用でスウェーデンのmalmoに行ったら、駅前の広場ではちょうど難民の方々が大量に到着していてごった返していた。かれらはシリアから電車やフェリーなどを乗り継ぎ、あるいはなんと徒歩でやって来ているらしい。 そして難民の数と同等…

業務連絡

一週間ほどヘルシンキ(フィンランド)に行って参ります。 寒いところには早めに行かなきゃ。

【LOUISIANA #1】好奇心は育てるもの:建築&都市デザインのワークショップ

友人のArki_labのみなさんがルイジアナ現代美術館からハウスアーティストとして任命され、プロジェクトを企画しているとのこと。デモクラティックなアプローチを得意とする彼ららしく、地域の具体的な問題解決に取り組みながらも、地元の4つの学校と連携し…

創造性教育は早いほうがいい

コリング市が「デザイン幼稚園」なるものを市立で運営していることを知った。 DesignBørnehuset SanseSlottet PDF解説資料 もちろんこの幼稚園はエリートデザイナーの養成機関ではなく、幅広い分野に対する市民への創造性教育の一環である。こどもたちが何を…

400年前の絶叫マシン

8月23日(日)、家族で遊びに行ったデュアハウス・バッケンにて撮影。バッケンは1583年にオープンした世界最古と言われる遊園地で、園のあちこちに昔の遊園地の様子を伝える看板が立っている。 右側奥に見えるのは、たぶん観覧車の原型で、昔の観覧車は絶叫マ…