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みえないものを、みる視点。

かたちから入る方法

PBLの勉強会で写真を整理していたら、今年の2年生の演習の荷物棚の写真を見つけた。チームごとに割り振られた棚の前に貼ってあるポスターは、「チームフラッグ」と僕が勝手に呼んでいる簡単なワークによるものである。 チームが作られても最初のうちは学生…

親の意識を変えていくための試み

1/24のお昼頃、横浜市の小学校で保護者向けに講演してきた。お世話になっている「さかえdeつながるアート」という市民コミュニティからの依頼で、なかなかない貴重な機会である。というわけで「不確実な未来において、子どもたちが自分自身の生き方をつくっ…

大学生と小学生がいっしょにデザインする試み

12/19(月)、後期でいちばん力を入れていた2年生のコンテンツデザイン演習で近隣の小学校へ。午前中をまるまる頂いて小学6年生の全4クラスに学生達がワークショップを実施した。 この演習はもう10年間小学校と提携して実施しているもので、同僚のK先生と一…

デザイン思考の今後

みんながうすうすと感じてはいるが、なんだか言語化できないこと、というのが時々ある。 ここ最近、「デザイン思考」に関する議論はもう一周したんだなー、と感じさせる文章を目にすることが増えてきた。デザイン思考は、(専門家にとっては)あたりまえのこ…

地域資源としての岡本太郎

11/19(土)には、KS(川崎・専修)ソーシャルビジネスアカデミーで講義とワークショップを担当した。これは川崎市×専修大学による社会起業家向けの連携事業であり、専修大学大学院経済学研究科の社会人大学院特別教育プログラムとして運営されている。その中…

情報通信学会で登壇してきました

11月4日、関西大学梅田キャンパスで開催された情報通信学会関西大会 「メディアのエコロジーとデザイン思考―参加型デザインから望ましい情報社会を構想する」に登壇してきた。上の写真は、企画者の岡田先生と基調講演のカリハンス・コモネン氏。 ちょうど1…

音に潜む共通のイメージを探る

「グラフィックデザイン」の授業は、前半のインフォグラフィックス編が今週で終わって、後半のイメージコントロール編に入った。視覚言語の中でも、インフォグラフィックスのように要素の意味性が強いものと比較して、もっと潜在的なイメージの共通性によっ…

身の丈にあった問題を通して、デザインを学ぶ

先日の演習の時に同僚と雑談していて、気になったことをメモ。 最近は「デザイン思考」ブームも一段落しているが、いろんな分野でデザインを学びたい人はまだまだとても多い。そういった状況の中で教育者側が初心者向けのデザインの授業を持つ時に、デザイナ…

デザイン態度論

10月15日(土)のこと。2016年度の産業技術大学院大学の人間中心デザインプログラム、デザインリテラシー編で「デザイン態度論」を担当してきた。 人間中心デザインプログラムは、社会人向け専門職大学院のデザインスクールとしては、今のところ日本で唯一の…

卒業演習の中間発表

7/30に学部内で4年生卒業演習の発表会が行われました。上平研究室からも12名が発表しました。 毎年の指導はかなり大変ですが、学生達が自分なりの問いを立てて人前で発表できるようにすることは、学校教育課程の最後の年を担当する教員の使命でもありますの…

市民に開かれたアートスクールの制作環境:GODSBANEN

2月19日。デンマークで二番目に大きな街、オーフスを訪問した際に、GODSBANENに連れて行ってもらった。ここはオーフス市営の「カルチュラルプロダクションセンター」とのことで、クリエイティブ関連の場所がたくさん設置されている。GODSBANENは「アートとビ…

がん患者と未来の化学治療をCoDesignする試み

3月3日午後。王立デザインスコーレのCoDesign専攻の研究室公開を見に行ってきた。昨年のコソボの若者達とのプロジェクトも凄かったが、今年も凄い。今年のプロジェクトは、がん患者、そして医者達とコラボして未来の化学療法の姿をデザインするという挑戦…

北欧でCoDesignを学ぶには

先日,ブログを読んでいただいている方からお便りを頂いた. 最近はブログのようなオープンな場で情報を公開することが下火になっていることもあり,日本語で読める留学関連の生の情報は多くないと思う.というわけで他にもそういうことに関心がある人がいる…

DTU Sky lab:学際から新しいビジネスを生む場所

1月21日(木),DTU(デンマーク工科大)の知り合いの研究者のところにちょっとミーティングに行く機会があったので,ついでにSkyLabを見学してきた.ここはイノベーションを起こすことを目的としてデンマーク工科大の中に作られた起業支援の施設で,専用の…

瞬間の"ひらめき"と,続ける"根気"と.

一つ前の記事の続き.STPLNの中で展開されているåterSKAPA Projectを主導されている方が,このプロダクトを前にして解説してくれた.子供向けのキャンディボックスを見て,「こんな風に,眺めることや選ぶことを楽しめるような箱をつくりたい」と素材バンク…

【後編】デザインのために“問いかけつづける”こと:SanseSlottetデザイン幼稚園訪問記

【前編】から3ヶ月ほど空いてしまったが,デザイン幼稚園の見学記の続き.前編で紹介したように,この幼稚園は大変興味深い取り組みを行っており,まずは引き続き取り組みや施設を紹介したい. 既に紹介した施設の他にもさまざまなアトリエが用意されており…

因果関係を学ぶパズル

下の子へのサンタさんからのプレゼント.Madpuslespilというデンマークの知育パズル.三歳以上とかいてあるけど,もうすぐ2歳の下の子もじゅうぶんに嬉しそうに遊んでいる. トウモロコシやじゃがいもなど,子供でもわかるレベルのものを3〜4つのパーツで…

CIID IDP 2015の卒展を見に行く

12月11日(金).インタラクションデザインに関する専門教育の雄,CIID(Copenhagen Institute of Interaction Design)の卒展を見に行く.オープニングパーティということもあり,ものすごい人! CIIDはコンサルとリサーチ,インキュベーションに加えて教育…

ITUの学生達の展示を見る

ITUではあまり学生の展示を見る機会がないなぁ,と思っていたら,9月に南デンマーク大から移ってきたLaurensと,オーフス大から移ってきたJonasの若手コンビがアトリウムでやってくれた.どこでもそうだが,若い教員は新しい試みをする. 中央の爽やかな青…

アイントフォーヘン(オランダ)のデザイン機関

11月14日(土).TRADERSのみなさんとは早めに別れて移動開始.オランダのマーストリヒトへ宿泊し,翌朝アイントフォーヘンという小さな街に向かう.本当はアムステルダムに行きたかったが,遠かったので近くて小さい街を優先することにする.小さくて元気な街…

LUCAスクール・オブ・アーツに入ってみた

TRADERS Projectの拠点のひとつでもあったLUCA School of ArtsのC-mineキャンパス.ここはデザイン系の学科が入っているそうだ.入学したわけではなくて文字通り少し見学しただけ. C-mineというのは鉱山の跡地を利用した複合文化施設らしい,大学だけでなく…

不屈のデザイン運動体の輝きを見た:ウルム造形大学アーカイブより

10月19日(土)、フライブルグからウルムに移動した。この街は世界最大の大聖堂で有名だけれど、今回の旅の最大の目的地はこの古ぼけた校舎。デザインを学んだ者なら知らない人はいないHfG、通称 "ウルム造形大学"の跡地である。ちょっと前まではウルム大学…

全てがデザイン:ヴィトラデザインミュージアムのバウハウス展より

10/15日(木)。ヴィトラデザインミュージアムで開催中のバウハウス展を見学。今回のルートからかなり外れているのでバウハウス資料館への見学は断念したのだけど、偶然にもヴィトラデザインミュージアムに立ち寄った際に展覧会を開催しているとは、なんとい…

【前編】デザインはプロセス?:SanseSlottetデザイン幼稚園訪問記

9月30日(水)、存在を知ってからというもの、ずっと行ってみたかったコリング市のデザイン幼稚園を見学してきた。コリング市の中心部からさらにバスに20分ほど揺られて到着。結構な郊外に忽然とモダンな建築が建っている。代表のMarianneが応対してくれた。…

【LOUISIANA #4】次世代の創造力のためにできること:ルイジアナ美術館での展示会から

10月8日、これまで数回レポートしてきた、arki_labとルイジアナ美術館のコラボレーションプロジェクトの展示初日ということで、美術館へ。ここは大変景観が素晴らしいところだが、この日は生憎の雨模様でちょっと残念だ。 美術館に併設されているホールに、…

ビジネススクールでデザインについて議論した

打ち合わせでコペンハーゲンビジネススクールへ。ここの建築は白基調の内装が教会のようで美しい。(ちなみにCBSはメインの建物もダイナミックですごい) 世界中の動きと同じようにここのビジネススクールでもインタラクションデザインやコミュニケーション…

【LOUISIANA #2】人々の発想をあつめるプラットフォームと、その先。

ちょっと時間経ってしまった。9/16(水)は、ルイジアナプロジェクトの第二回。(第一回の様子) 早朝からルイジアナ美術館近くの、とある学校に向かう。こちらの学校は朝8時から授業があるそうで、午前中ぶち抜きで全部ワークショップに使うという。子ども…

街の中に仕掛けられた子供達の提案装置:Park(ing)Day

9月18日(金)の午後、Arki_labのみなさんがオフィス前でちょっとしたイベントをやるということを聞いて、仕事場を抜けてお邪魔してきた。彼らのイベントは、"Parkday"(世界公園の日)という記念日をひねり、"Park(ing)day"(駐車場の日)と変える。事務所前…

【LOUISIANA #1】好奇心は育てるもの:建築&都市デザインのワークショップ

友人のArki_labのみなさんがルイジアナ現代美術館からハウスアーティストとして任命され、プロジェクトを企画しているとのこと。デモクラティックなアプローチを得意とする彼ららしく、地域の具体的な問題解決に取り組みながらも、地元の4つの学校と連携し…

創造性教育は早いほうがいい

コリング市が「デザイン幼稚園」なるものを市立で運営していることを知った。 DesignBørnehuset SanseSlottet PDF解説資料 もちろんこの幼稚園はエリートデザイナーの養成機関ではなく、幅広い分野に対する市民への創造性教育の一環である。こどもたちが何を…

街全体でデザインのエコシステムをつくる:南デンマーク大学とコリング市再訪

24日(月)、コリングにある南デンマーク大学のコリングキャンパスを訪問。ここで准教授をしている友人のRobbが案内してくれた。先日訪問したデザインスクール・コリング(過去記事はこちら)のすぐ隣で、お互いに刺激し合っているらしい。キャンパスは外観…

手間暇かけることでうまれる価値:スウェーデン・ルンド大学の「TOMORROW COLLECTIVE」展より

8月8日(土)、スウェーデンのmalmoに家族で遊びに行った。malmoはスウェーデン南端の街で、コペンハーゲン中央駅から電車で30分。隣国と言うより隣街感覚である。偶然立ち寄ったギャラリーで、ルンド大学のプロダクトデザイン専攻修士課程の学生達の発表会…

コソボの若者達がデザインで自国を変えていく可能性を見た:王立デザインスクール卒展から

8月5日(木)、近くにあるデンマーク王立デザインスクールの卒展を見に行く。海軍の施設をリノベーションした重厚なキャンパスの一角にあるギャラリー。 しばらく展示しっぱなしのようで、夏休み明け直後ということもあり、ほとんどお客さんもいない。 ここ…

学習を妨げる道具に気付く

書くのを忘れていた自転車ネタをもうひとつ。 5月初旬に、上の子にフリーマーケットで自転車を買ってあげたら、大喜びで乗り始めた。デンマークは公園多いので自転車の練習もしやすく、ありがたい。だが、彼はほんのちょっと練習しただけですぐ乗れていたの…

オールボー大学コペンハーゲン校でサービスデザインの発表会を見る:Friday bar / Service Design exhibition

ちょっと前にことになるが、6月26 日(金)は、自分の勤務先全体でのサマーパーティ・・・のはずだったのだけど、あまり盛りあがっておらず10分で切り上げて、近くにあるオールボー大学のコペンハーゲン校まで行ってきた。 ここは、サービスデザインに関する…

デザインスクール・コリングを訪問した(前編)

先週のメモ。16(火)・17(水)とGive&Takeプロジェクトでヘロヘロになった後に、さらに夜間の英会話学校に行き、そして18(木)は始発で南デンマークにあるコリングに向かった。いやもう、寝る暇もない。コリングの街は小さいが、とても美しい。 用件は、名門…