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みえないものを、みる視点。

デザイン教育

【ミャンマー訪問記#1】ミャンマーでデザインワークショップを実施してきた

2/20(火)、東南アジアのミャンマー連邦共和国でIA(情報設計)のワークショップを実施してきた。昨年から審査でお手伝いしているWIT Awardという若手クリエイター発掘のコンペの関連企画という位置づけである、昨年審査してながら表彰式に行けずに残念がっ…

デザイン態度論2018

2/17(土)に、昨年度に引き続き、「デザイン態度論」(産業技術大学院大学履修証明プログラム人間中心デザイン:発展的知識編)を担当してきた。10:40〜18:00の4コマ連続という長丁場である。 最近少しづつ関心を持つ人が増えているような気もする、この「…

「FIELD MUSEUM2017:親子で遊べるカガクおもちゃのデザイン展」を開催します

担当している2年生のデザイン演習「FILED MUSEUM」の成果発表会の準備を進めている。本年度のテーマは「カガクおもちゃ」。サイエンスの5つの領域(電磁気・光と音・動植物・力と運動・環境)について、遊ぶ楽しさから学びのきっかけをつくるおもちゃをチー…

なぜ、いま情報デザインなのか?:Adobe MAX Japan 2017 教育セッションより

11/28(火)にパシフィコ横浜にて行われたAdobe MAX Japan 2017 教育セッションにて登壇してきた。2020年次期学習指導要領より、すべての高校生が「情報デザイン」を必修で学ぶことになるが、教育現場では「情報デザイン」はまだ馴染みのない言葉であり、全…

8歳児といっしょにデザインする

後期演習が始まって3週目.今年も2年生のCD演習で小学生とのCoDesignプロジェクトに取り組んでいる.今年は校長先生の助言でパートナーがこれまでの6年生から2年生に変更となって,なんと8歳児とコラボ!現在,学生達はいろいろリサーチしながらインプット…

20年前のデザイン入門書に驚嘆する

最近,嶋田厚さんの評論が面白くて古本を買い集めて読んでいる.この「現代デザインを学ぶ人のために」は,嶋田氏による編集で1996年に世界思想社から出版されたデザインの入門書.僕はこの頃大学院生で,この本のタイトルは知ってはいたが,表紙からして古…

高校生向け1DAY デザインワークショップを実施

8/6(日)に,高校生を対象にした1DAY デザインワークショップを実施した.実施に至った経緯として,今の日本には高校生が情報デザイン周辺のことを学びたいと志望する以前に,そのようなことに思い至るきっかけすら少ないという事情がある.そこでわれわれ…

2020年以降,高校で情報デザインが必修へ

先日聞いて衝撃を受けた話. 2020年に改訂される予定の次期学習指導要領では,小学生からプログラミング的思考の学習が始まるということは割と知られているが.高校生への「情報」科目も大幅刷新される見通しだそう.2016年末に中央教育審議会が提出した「幼…

同じ方程式から生まれる,無限の解

先日,高校の先生とディスカッションした際に,初心者が何を学ぶべきかについてふりかえる機会があったので.僕が演習に取り入れている課題のことを書いてみようと思う.インタラクションデザインという基礎的な演習の初回「等量分割」という課題である.立…

面白がる姿勢に,人は動かされるのだ

慶応SFC石川初研究会の2016年度の活動記録,landwalk book2を頂いた.石川初さんといえば本業のランドスケープデザイナーとして活躍される一方で,その独特の視点で見過ごされがちな都市の楽しみ方を我々に教えてくれている偉大な人である.僕は2004年に開か…

カードソーティングゲームを再公開しました

2013年に研究室でカードソーティングゲームをつくりました.以前のブログがマルウェアに感染して閉鎖したのでしばらく公開も止めていたのですが,再びここで公開しておきます. このキットは、犬カフェのサービスを企画するという題材の中で,素材として50枚…

他者によって自分を知る機会

先日、3年生のPBL科目の時に、同僚の望月先生が編み出した「鏡映的自己像ワークショップ」ってものをやってみた。チームが出来てしばらくしてそれぞれの様子が見えてきた今頃に、まず、それぞれ問いの視点を決めた上で(例えばA君はどのような個性として見え…

かたちから入る方法

PBLの勉強会で写真を整理していたら、今年の2年生の演習の荷物棚の写真を見つけた。チームごとに割り振られた棚の前に貼ってあるポスターは、「チームフラッグ」と僕が勝手に呼んでいる簡単なワークによるものである。 チームが作られても最初のうちは学生…

親の意識を変えていくための試み

1/24のお昼頃、横浜市の小学校で保護者向けに講演してきた。お世話になっている「さかえdeつながるアート」という市民コミュニティからの依頼で、なかなかない貴重な機会である。というわけで「不確実な未来において、子どもたちが自分自身の生き方をつくっ…

大学生と小学生がいっしょにデザインする試み

12/19(月)、後期でいちばん力を入れていた2年生のコンテンツデザイン演習で近隣の小学校へ。午前中をまるまる頂いて小学6年生の全4クラスに学生達がワークショップを実施した。 この演習はもう10年間小学校と提携して実施しているもので、同僚のK先生と一…

デザイン思考の今後

みんながうすうすと感じてはいるが、なんだか言語化できないこと、というのが時々ある。 ここ最近、「デザイン思考」に関する議論はもう一周したんだなー、と感じさせる文章を目にすることが増えてきた。デザイン思考は、(専門家にとっては)あたりまえのこ…

地域資源としての岡本太郎

11/19(土)には、KS(川崎・専修)ソーシャルビジネスアカデミーで講義とワークショップを担当した。これは川崎市×専修大学による社会起業家向けの連携事業であり、専修大学大学院経済学研究科の社会人大学院特別教育プログラムとして運営されている。その中…

情報通信学会で登壇してきました

11月4日、関西大学梅田キャンパスで開催された情報通信学会関西大会 「メディアのエコロジーとデザイン思考―参加型デザインから望ましい情報社会を構想する」に登壇してきた。上の写真は、企画者の岡田先生と基調講演のカリハンス・コモネン氏。 ちょうど1…

音に潜む共通のイメージを探る

「グラフィックデザイン」の授業は、前半のインフォグラフィックス編が今週で終わって、後半のイメージコントロール編に入った。視覚言語の中でも、インフォグラフィックスのように要素の意味性が強いものと比較して、もっと潜在的なイメージの共通性によっ…

身の丈にあった問題を通して、デザインを学ぶ

先日の演習の時に同僚と雑談していて、気になったことをメモ。 最近は「デザイン思考」ブームも一段落しているが、いろんな分野でデザインを学びたい人はまだまだとても多い。そういった状況の中で教育者側が初心者向けのデザインの授業を持つ時に、デザイナ…

デザイン態度論

10月15日(土)のこと。2016年度の産業技術大学院大学の人間中心デザインプログラム、デザインリテラシー編で「デザイン態度論」を担当してきた。 人間中心デザインプログラムは、社会人向け専門職大学院のデザインスクールとしては、今のところ日本で唯一の…

卒業演習の中間発表

7/30に学部内で4年生卒業演習の発表会が行われました。上平研究室からも12名が発表しました。 毎年の指導はかなり大変ですが、学生達が自分なりの問いを立てて人前で発表できるようにすることは、学校教育課程の最後の年を担当する教員の使命でもありますの…

市民に開かれたアートスクールの制作環境:GODSBANEN

2月19日。デンマークで二番目に大きな街、オーフスを訪問した際に、GODSBANENに連れて行ってもらった。ここはオーフス市営の「カルチュラルプロダクションセンター」とのことで、クリエイティブ関連の場所がたくさん設置されている。GODSBANENは「アートとビ…

がん患者と未来の化学治療をCoDesignする試み

3月3日午後。王立デザインスコーレのCoDesign専攻の研究室公開を見に行ってきた。昨年のコソボの若者達とのプロジェクトも凄かったが、今年も凄い。今年のプロジェクトは、がん患者、そして医者達とコラボして未来の化学療法の姿をデザインするという挑戦…

北欧でCoDesignを学ぶには

先日,ブログを読んでいただいている方からお便りを頂いた. 最近はブログのようなオープンな場で情報を公開することが下火になっていることもあり,日本語で読める留学関連の生の情報は多くないと思う.というわけで他にもそういうことに関心がある人がいる…

DTU Sky lab:学際から新しいビジネスを生む場所

1月21日(木),DTU(デンマーク工科大)の知り合いの研究者のところにちょっとミーティングに行く機会があったので,ついでにSkyLabを見学してきた.ここはイノベーションを起こすことを目的としてデンマーク工科大の中に作られた起業支援の施設で,専用の…

瞬間の"ひらめき"と,続ける"根気"と.

一つ前の記事の続き.STPLNの中で展開されているåterSKAPA Projectを主導されている方が,このプロダクトを前にして解説してくれた.子供向けのキャンディボックスを見て,「こんな風に,眺めることや選ぶことを楽しめるような箱をつくりたい」と素材バンク…

【後編】デザインのために“問いかけつづける”こと:SanseSlottetデザイン幼稚園訪問記

【前編】から3ヶ月ほど空いてしまったが,デザイン幼稚園の見学記の続き.前編で紹介したように,この幼稚園は大変興味深い取り組みを行っており,まずは引き続き取り組みや施設を紹介したい. 既に紹介した施設の他にもさまざまなアトリエが用意されており…

因果関係を学ぶパズル

下の子へのサンタさんからのプレゼント.Madpuslespilというデンマークの知育パズル.三歳以上とかいてあるけど,もうすぐ2歳の下の子もじゅうぶんに嬉しそうに遊んでいる. トウモロコシやじゃがいもなど,子供でもわかるレベルのものを3〜4つのパーツで…

CIID IDP 2015の卒展を見に行く

12月11日(金).インタラクションデザインに関する専門教育の雄,CIID(Copenhagen Institute of Interaction Design)の卒展を見に行く.オープニングパーティということもあり,ものすごい人! CIIDはコンサルとリサーチ,インキュベーションに加えて教育…