Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

なぜ、いま情報デザインなのか?:Adobe MAX Japan 2017 教育セッションより

f:id:peru:20171202151745j:plain

11/28(火)にパシフィコ横浜にて行われたAdobe MAX Japan 2017 教育セッションにて登壇してきた。2020年次期学習指導要領より、すべての高校生が「情報デザイン」を必修で学ぶことになるが、教育現場では「情報デザイン」はまだ馴染みのない言葉であり、全国から集まった教育関係者を対象に解説する、という企画である。

f:id:peru:20171202152257j:plain

セッションは、まず文部科学省の教科調査官である鹿野利春先生が情報科の改訂にあたって情報デザインが位置づけられた理由の解説とポイントをお話しされ、その後僕が実践者の立場から「なぜ、いま情報デザインなのか?」を話すという内容。そして、こんな対バンを務めさせていただくとは・・・実に恐れ多い。会場は立ち見も沢山でるほどの大盛況で、先生方だけでなくて、興味をもったクリエイターの方々もたくさん来て下さって、有り難かった。

僕は、1)「情報デザイン」という言葉についてと、2)学習指導要領改訂までに何を準備できるのか、の2つについて話した。共有希望があったので、スライドを公開する。しかしここのところ予定がぎっしりと立て込んでいて、準備する時間がまったくとれなかったのが心残り。この日の1限の授業終わった11時頃から出発までの3時間の突貫工事で臨んだもので、荒い代物で申し訳ないです。短い時間では話せなかった分もふくめて、先生方に読んでもらうためには、もう少しちゃんとした言葉にしたいところだ。

f:id:peru:20171202152436j:plain

講演の後は、Adobe Education Exchange研修会のセッション。Adobe Education Exchangeというのは、Adobeが運営する教育者向けのオンラインコミュニティで全世界で40万人が参加しているそう。去年日本版がオープンした際に、僕(正確には受講生の学生たち)が以前つくった中高生向けコンテンツ「デザインなぞなぞ」を提供したのだが、それに対して賞を頂いた。先生方がけっこう見て下さっているそうで、感謝します。