コリング市が「デザイン幼稚園」なるものを市立で運営していることを知った。
もちろんこの幼稚園はエリートデザイナーの養成機関ではなく、幅広い分野に対する市民への創造性教育の一環である。こどもたちが何をテーマにしているか、従来の造形教育とどのくらい違うところを狙っているのかは、こどもたちの成果物を通してその親も詳しく知ることになるわけで、裾野を拡げていく方法としてうまい作戦だ。
日本でも中等教育に是非デザインを、という議論を一部の教育者はしているわけだけども、もっと小さいときからやるほうがいいと思う。
写真は先日のKulturhavnというイベントの一環であった子供向け造形絵画ワークショップ。うちの上の子はあまり絵が好きではないけど、こんな感じでイーゼルに向かうことでとても好奇心をかき立てられたらしく、いつになく真剣に絵を描いて喜んでいた。子供の時はみんな自分なりの種を持っているし、幼稚園ぐらいの年頃はへんなコンプレックスもなく、夢中で創造に取り組むことが出来ている。