Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

本をシェアする場所とそこに生まれているもの

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近所の図書館の庭には、なにやら不思議な白い塔がある。地元の人々向けの書籍共有場所で、ルールは何も書いてないのだけど、読みたい本を自由に持っていい代わりに何か変わりの別の本を寄付する、という仕組みらしい。照明も太陽光発電でコンセントいらず、というサスティナブル運用の徹底ぶりで、なぜか荒されることもなく、放置されることもなく、ちゃんと定期的に本が入れ替わって利用されているようだ。本棚を覗いてみたが、デンマーク語の本しかなく僕には選べず残念。

 

ここは、本を選んでいる人だけでなく、通りがかった人も軽く足を止めて話し合うコミュニケーションの場にもなっているのが面白い。この国ではいろんなシェアリングがごくあたりまえの日常だ。