2/12(日)、家族で生麦にあるキリンビールの工場見学に行ってきた。三ヶ月前に予約しなきゃ行けないという、なかなかプレミアムな体験である。
この日は工場は休みで、ラインもひっそり。でもこういったアングルでベルトコンベアのはり巡られた全景を見渡すのはなかなかそそるね。
発酵の仕組みコーナー。地味な発酵のプロセスをインタラクティブな仕掛けで見せていて、子供達は大喜びだ。これは子供向けのツアーなのだけど、そもそもこの子達はビールを飲んだこと無いわけだし、わかりやすく説明したところで、ちゃんと残るのかは謎である。
最後は大人全員がおまちかねの死因、じゃなかった試飲!生ビールを一人三杯まで飲める(もちろん無料)。3種類から選べるのだが、特にできたての「一番搾りプレミアム」は絶品だった。
以前、なんでドイツもデンマークもベルギーもビールとても美味しいのに日本のビールはあんなに普通なんだろう、とおもっていたが、よく考えれば比較対象が間違っている。専門のビアバーで飲むできたて生ビールと、普通の居酒屋の生ビールを比べてはいけない。
ひとしきり味わって満足したあとで、もう一つ疑問が湧いてきた。なんで日本の大手メーカーのビールはピルスナーばかりなのだろう。いちばん万人受けする味だろうからビジネスの視点では合理的なんだろうけど、もうちょっと多様性が欲しいな、と思う。ウイスキーも焼酎も日本酒もワインも、気分に合わせてチョイスすることが楽しいのに。