Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

オブザベーション

"尊厳のある"ゴミ箱と,もうひとつの意味

先月のこと,コペンハーゲン市がゴミ箱についての新しいパイロットプロジェクトを実施しているとのことで,中央駅に立ち寄ったときに見に行ってみた. www.thelocal.dk デンマークにはリサイクルを推進するために,PANTというデポジットの仕組みがあって,購…

ベルギーで見た風景

11月15日は家族がやってきていっしょにベルギーを堪能した.ベルギーと言えばチョコレートやワッフルなどのスイーツが有名だが,本当に期待を裏切らない. アントワープ大聖堂にて. フランダースの犬で有名なルーベンスの「キリストの降架」.すばらしかっ…

オランダで見た風景

マーストリヒトから電車に乗ってアイントフォーヘンへ. 地下にあるトイレ入り口.これでもかとトイレの写真でナビ. 図書館内にあるカフェ.すみずみまでこだわりがすごい. マートリヒストにある教会をリノベーションした本屋,Selexyz Dominicanen.「世…

マナーをいかにして周知するか

先日,自分たちのオフィスのコーヒーマシンが壊れていたので,下のフロアまでコーヒーをもらいに行ってきた.ガガガ...と挽き立てのコーヒーができあがるのを待っている間に,食洗機の前にはってあったFAQの貼り紙が目に留まった.とても面白かったのでメ…

タイポグラフィの聖地、チューリヒとバーゼル

グラフィックデザインのセオリーとして50年ほど前にスイスから発信されたタイポグラフィ、通称スイス・スタイルは今日まで大きな影響をもつ。しかしながら、僕ら外国人としてはなかなかスイススタイルを生み出した文化的な背景までは理解することができない…

学生たちの持つ権限の違い

学内のカフェが閉鎖されて残念に思っていたら、図書室だった場所を手に入れたようで、より大きなカフェに生まれ変っていた。良い感じの音楽がかけられ、洒落たインテリアの中で学生達もリラックスしてコーヒーを飲んで語らっている。 実はこのカフェ、学生ボ…

空港の中を移動する

子連れ旅行者にとって、空港はしんどい。ベビーカーをカウンターで預けた後、 いくつかある手荷物といっしょに子供を担いで移動するのはかなり体力を消耗するのだ。 日本の成田も羽田も空港内でベビーカーを貸してくれるが、空港によってはなにも準備してな…

"買い物する"ということは:タリンで見た風景

エストニアの首都、タリンのスーパーマーケットのレジにて。 大きな液晶モニタで個別の商品の金額と合計金額がいくらかリアルタイムで表示している。これはわかりやすい!外国のスーパーで買い物した経験がある人は分かると思うが、ローカルな言語で金額を読…

【LOUISIANA #1】好奇心は育てるもの:建築&都市デザインのワークショップ

友人のArki_labのみなさんがルイジアナ現代美術館からハウスアーティストとして任命され、プロジェクトを企画しているとのこと。デモクラティックなアプローチを得意とする彼ららしく、地域の具体的な問題解決に取り組みながらも、地元の4つの学校と連携し…

400年前の絶叫マシン

8月23日(日)、家族で遊びに行ったデュアハウス・バッケンにて撮影。バッケンは1583年にオープンした世界最古と言われる遊園地で、園のあちこちに昔の遊園地の様子を伝える看板が立っている。 右側奥に見えるのは、たぶん観覧車の原型で、昔の観覧車は絶叫マ…

運動会、この日本的なるもの

8月30日(日)は、コペンハーゲン日本人補習校の運動会。デンマークに駐在している家庭の子ども達や、日本にルーツのある家庭の子供たちは平日はみんな現地の学校、もしくはインターナショナルスクールに通っているわけだけど、この学校は、そういったこども…

本をシェアする場所とそこに生まれているもの

近所の図書館の庭には、なにやら不思議な白い塔がある。地元の人々向けの書籍共有場所で、ルールは何も書いてないのだけど、読みたい本を自由に持っていい代わりに何か変わりの別の本を寄付する、という仕組みらしい。照明も太陽光発電でコンセントいらず、…

BYHAVEN 2200:人々がシェアするための都市型菜園

先日お会いしたSさん親子に教えてもらったNørrebropaken内にあるBYHAVEN2200。16(日)に上の子と二人で行って来た。公園に遊びに行くことをダシにしてちゃっかり調査に行くのである。 簡単に説明すると、ここはコミュニティガーデンで、希望すれば区画を借り…

完結させない「余白」をつくること

Kongens Nytorvの工事仮囲いのクリエイティブワークの定点観測。先日通りかかったら立体の馬が並んでいた。観光客にはわからないが、この囲まれている公園の中にずっと置かれている、クリスチャン5世(昔の王様)の銅像が乗っている馬が、仮囲いの壁から脱…

電車が便利になるのは誰だ

電車を、車いすの人でもつかえるようにバリアフリーとしてデザインすることで、ベビーカーにとっても優しくなる。さらに同じ車輪の乗り物である自転車の運搬も行いやすくなる。特定の障害者のために作ったものであっても、結果的に健常者の役にも立っている。

右側通行を暗示する

写真を整理していたら忘れていた記録をいろいろと見つけた。6月にKoldingに行った時の早朝の商店街で、通りを斜めに横切るようにストライプが入れられている。 これと似た風景を、ふと思い出す。 最寄り駅から大学までの通学路を道幅一杯に広がってぞろぞろ…

ゴミ箱の可能性

面白いゴミ箱の写真が貯まってきたのでストックしてみる。 これは電車の中の小さなテーブルに地図と路線図が示されている。これに興味持っていたら・・・。 なんとその下の引き出しをあけると、ゴミ箱になっている。上に主の機能を持たせることで下の機能の…

車椅子+電動自転車=新感覚パーソナルモビリティ

船で同乗した方が、大変興味深い乗り物に乗っていた。車椅子に接続することができるアドオン型の電動自転車。興奮していろいろ話を聞いたところ、許可を頂いたので掲載。Batec Mobilityというスペインのメーカーの製品のようだ。 コンセプトもピクトグラムで…

路面蒸気機関車・モリー鉄道に乗った

ドイツのバルネミュンデに寄港した際に、隣町のバード・ドベラーンまで出かけてみた。ここには世界的に珍しい、なんと路面を走るSLが現存しているという。僕は鉄ヲタではないがそれでも珍しいものに対する好奇心は押さえられない。ご覧のように上品な商店街…

船の上で、「観光」という産業を見た

せっかく北欧にいるのだからと、1週間ほど船に乗ってフィヨルド観光してきた。たぶんもう乗ることはないと思うし、何事も経験してみなくては。 コペンハーゲンを出航→ガイランゲルという小さな奥地でフィヨルドを見る。ここには写真のとおりまだ雪が残って…

中央図書館のでっかいクエスチョンマーク

コペンハーゲン中央図書館の図書検索の端末機。insragramでコメントもらったけど、正面から見たらエクスクラメーションマークになる視点の違いまで考えられているのかも。 それにしてもコペンハーゲンの図書館はどこも素晴らしすぎる。王立図書館(ブラック…

コインランドリーとカフェ

Nørrebroで見た奇妙なコンビネーションビジネス。 店内にコインランドリー。 と、カフェ。かなりおしゃれな内装で、本もたくさん置いてあって好きなだけ時間をつぶせる。 店内にはぎっしりと世界中のコインランドリー屋が額に入れてあって飾ってあった。今で…

自分の場所に名前をつける

コペンハーゲンの街中にはどこにでも居るホットドックの屋台。 ふと、屋台の一番上のところに名前が付いていることに気付いた。 おや、と思って他の屋台も見てみると・・・。 こちらには「リズのソーセージ」と書いてある。フランチャイズではあるんだろうけ…

点字タイルと黄色い線

コペンハーゲンの電車の点字タイルと黄色い線。考えてみれば、日本の駅にたまにあるような、視覚障害者用のタイルを目立たせてセーフティエリアとの境界にするってのは、良い解決案ではない。視覚障害者も黄色い線の内側を安全に歩けるようにするべきし、こ…