今年も早かった。カレンダー見返すと春先のことは遠い昔のようだ。本業の方では、今年は同僚の栗芝先生が戻ってきて一昨年度よりは余裕が出来た。その代わりに中等教育界隈の仕事がちょっと増えて、結局同じくらい忙しかった。今は単著を書いているのだけど、なかなか進まくて弱っている。来年度は早く書き終わりたい。
今年の出来事で一番思い出深いことは、やっぱり春の「自分たち事のデザイン」のプロジェクトかな。クラウドファンディングによる資金集めから編集・製本まで世話人チームで取り組んで、尊敬する人の未完成原稿を素晴らしい本として形にすることが出来たことは素晴らしい経験だった。(関係者のみなさまご協力ありがとうございました)
こういうボランタリーなプロジェクトは、終わったときには自分で起こすのはもう当分はいいや、と思うのだが、いつのまにか次々と自分が通り過ぎることができない状況を伴って、僕の前に立ちはだかってくる。来年度は、MaxBillのドキュメンタリー映画の上映に向けてなんとか一仕事したいと思う。
みなさま、2019年もどうぞよろしくお願いします。
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2018年の活動
■研究
3月 上平崇仁他:FIELD MUSEUM 地域協働のデザインによる体験型自然科学学習キット,デザイン学研究作品集, vol.23 No.1 pp.28-33, 2018
6月 上平崇仁,他:探索型PBLとそのデザイン環境, 日本デザイン学会研究発表大会概要集 65(0), pp.496-497, 2018
8月 上平崇仁、佐々木塁:高校における情報デザイン教育にむけた試案と冊子制作:すべての人がデザインを学ぶ時代に向けて, 第11回 全国高等学校情報教育研究会(秋田)
*月
上平崇仁:「当事者」をとらえるパースペクティブー3つのデザインアプローチの比較考察を通して デザイン学研究当時者デザイン特集号(編集中)
■講演・トークなど
2月 産業技術大学院大学人間中心デザインプログラム「デザイン態度論2018」
2月 カードソーティングゲームワークショップ in ミャンマー
3月 29年度川崎市多摩区 大学・地域連携事業報告会「みんなでつくるの仕組みをつくる」多摩区役所
3月 UX dub vol.3「組織のクリエイティビティを上げるインプロワークショップ」
4月 venture cafe tokyo 「デザイン思考の理屈と実践」at 虎ノ門ヒルズcafe
5月 第4回 Xデザインフォーラム ワークショップ「問いの技法」at yahoo!JAPAN本社
6月 東京都情報教育部会研究協議会 基調講演「いま、情報デザインを学ぶこと/教えることの意義」立川高校
9月 Design for Designer vol7 「デザイナーの矜持」パネルセッション登壇
at Yahoo!Lodge
9月 Xデザイン学校公開講座「デザイン・ウィズ・ノンヒューマン」
10月 神奈川県情報教育部会 講演「始まる情報デザインの視点」
at 専修大学
11月 JAGDA神奈川トーク&セミナー2018「7人のデザイナーと語らう「ヨコハマで企む。モノ、コト、マチを育む」at kosha33
11月 東京女子大公開講座「当事者達が参加し、協働するデザインの世界」
12月 Public&Design Meetup「100年前の当時者デザイン」at DSCL
■ワークショップ&イベント(上平が企画したもの)
1月 フィールドミュージアム2018展 at かわさき宙と緑の科学館
3月 「渡辺保史と自分たち事」at東京ミッドタウン・インターナショナルリエゾンセンター
8月 高校生向け1day design workshop 「イッテンバッグ作りを通してデザインを学んでみよう」at 専修大学
10月 専修大学情報科学研究所研究会「オランダの環境と未来をデザインすること—People with Dementia ProjectとTU Delftのデザイン教育を通して」at 専修大サテライトキャンパス
■出版物
3月 オンデマンド出版 「自分たち事のデザイン」(渡辺保史著)発起人
8月 オンデマンド出版 「すべての人がデザインを学ぶ時代に向けて」上平研究室発行
■審査員など
WIT Award 2018 審査委員
某省庁の某案件審議会委員
某省庁某委託事業
■今年見た風景から
ミャンマーのインヤー湖
おお西(長野県上田市)
琵琶湖(滋賀県)
磯庭園(鹿児島)
甑島(鹿児島)
浜松
摩周湖(北海道)
永平寺(福井)
スキージャム勝山(福井)
今年もいろいろなところ行けて良かった。