先日、下北の街中にて。この怪しい人達はどうやら小劇場の公演の宣伝のようだ。こういった舞台の中の虚構と現実空間を撹拌することが街の中で普通に起こっており、受容されているのは下北らしいといえば下北らしい。
演劇の持つパワーのひとつである「虚構(フィクション)の実体化」はなかなか面白い。月曜に某社の方とミーティング中に演劇とサービスデザインの発想の関係について議論した際に、Forum Theatreのことを思い出したのでメモ。どこかで試すかもしれない。
シナリオを具体化して、アクティングアウトで利用者の視点に変換するというのは日本でも普通に行われてきたが、もうひとつ、北欧でデザインツールとして使われている方法としてForum Theatre(Stop-Go)という演劇の方法がある。
<中略>
つまり、傍目にはアクティングアウトみたいなものではあるが、観客が見ているだけでなく、流れを止めることができるという観客参加型で、アクターと観客が一緒に問題を掘り下げていく。2つのパースペクティブから同時に進められていくのがなかなか興味深い。