11月26日夕刻.お誘いで,Kontrapunkt 社を訪問.ここはグラフィックデザイン界では超がつくほど有名な事務所だ.日本にもオフィスを開いているそう.この日はもう仕事終わりだったようでほとんど人は居なかったが,とても広々としたオフィスだ.
日本人スタッフ森田さんの紹介で,CEOのリンネマンとディレクターのラースから取り組みをきかせていただく.グラフィックデザインはあくまで実装スキルで,コミュニケーションデザインの妙を取り入れたブランド戦略にとても強みをもっていることが伝わってきた.
2013年にリニューアルされたDATSUN FONT.依頼に合わせて世界各国の文字に合わせて開発したそうだ.
CEOのリンネマンへのインタビューは深い.そして記事を書いたインタビュアーの別府君は大学生でありながら凄いアクティビティだ.
日本にはシンプルさを大切にする文化や価値観があるのに対して、社会は巨大で、ものすごく複雑。心 では「少ないことが素晴らしい」と思っているはずなの に、真後ろからは「もっと!もっと!」という叫び声が聞こえてくる。この二律背反の現状が日本を疲弊させている気がするんですよ。
その時、気づきましたか? 王冠にもたくさんの種類があったことに。私たちはあえて各省庁に別々の個性を与えました。それによって、権力を分散させ、より人々にとって身近で、カジュ アルな存在になるようにデザインしました。これがまさに、「デンマークらしさ」であり、「デンマークらしい」アプローチだと思います。
森田さんへの詳細なインタビューも日本語で読める.
デンマークを代表するブランディングのプロフェッショナル集団「Kontrapunkt」~Part1事務所訪問~ | コペンライフ−Copenlife
デンマークを代表するブランディングのプロフェッショナル集団「Kontrapunkt」~Part2日本人スタッフインタビュー~ | コペンライフ−Copenlife