Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

デンマーク滞在中に読みたかった本

最近,デンマークに留学している学生達のブログを見つけることがある.日々新鮮な気づきを書いているのを読むと,自分もいろいろ思い出して懐かしい気持ちになってしまう.そんなわけで,彼らに向けて,僕がデンマークにいる時に読んでおけば良かったなぁ,と思った本を一冊紹介したい.

 

それは,内村鑑三「デンマルク国の話 信仰と樹木をもって国を救いし話」.

今から100年以上前,1911年に東京で行われた講演録.なんでバイキングの国があんな福祉国家に変貌したのかの経緯をわかりやすく解説している.(Loneからもらったデンマークの歴史の本でも,同じように敗戦を「Great Defeat」と位置づけてそこから開始されていたから,解説されているリアル版「木を植えた男」のダルガスの話しは,本当の話なんだろう)

 

特にユトランド半島に滞在中の某君,某さんは,あのあたりに広大に広がる木々に思いを馳せることができると思う.無料ですぐ読めるのでオススメ.

 

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青空文庫(Web)ではこちら

内村鑑三 デンマルク国の話 信仰と樹木とをもって国を救いし話

しかし木材よりも、野菜よりも、穀類よりも、畜類よりも、さらに貴きものは国民の精神であります。デンマーク人の精神はダルガス植林成功の結果としてここに一変したのであります。失望せる彼らはここに希望を恢復しました、彼らは国をけずられてさらに新たに良き国を得たのであります。しかも他人の国を奪ったのではありません。己れの国を改造したのであります。