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Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

英会話教室で学んだ"学ぶ意欲"のつくりかた

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6月で英会話教室が終わってしまった。クラスメイトとは仲良くなってそれぞれの事情を聞くと、デンマークに来てデンマーク語ではなく英語を勉強しなければ、というのは僕を含めて研究職関係の人が多かったのが個人的に面白かったのだが、貴重な機会が終わってしまってとても寂しい。

このクラスで学んだことは、英語それ自体というよりも3時間をどう使うか、教員の授業の進め方である。

 

例えばある回は、

・アイスブレイクとして「自分・周囲の人が犯罪の被害者になった経験」を語る

・プリントで単語を学ぶ

・単語の意味のちがいを文章と関係づけながら深く理解する

・英作文で「盗む」「盗まれた」などの言い方の基本的な文法をチェックする

・一番軽い犯罪と一番重い犯罪について、どの罪に対してどの罰が適しているかディスカッションする。死刑のある国、無い国の考え方の違いまで踏み込んで議論していく(日本での背景をみんなに説明させられた)

・2人づつコンビで、警察と容疑者の取り調べのロールプレイ。昨日夜10時に何をしていたか、事前に警察側は尋問の内容を考え、容疑者側はアリバイのつじつま合わせをする。容疑者を一人づつ取り調べして、二人の供述から矛盾を見破れるかどうかのゲーム。

(写真は取調で容疑者着席待ちのシリア人のA君)

 

・・・という感じで、学生は議論やゲームに参加しながら徐々に盛りあがっていく。

過去の経験、異文化理解、ロールプレイ、とコミュニケーションの道具として英語を使うように知識と応用が良く構成されていた。供述のつじつま合わせはわかったふりですまないので、ディスコミュニケーションが起こらないように必死になる。ゲームの成績を振り返れば、つまらないけど基本が大事ということが実感でき、悔しいのでもっと学ぼうという意欲が湧いてくる。

 

学校での英語の授業は苦痛だった記憶しかないが、こういう工夫があればもっと自主的に学べたかもしれないな。僕は英語はほぼマンツーマンで学んでいたので、日本の英会話学校に行ったことがないのでよくわからないが、最近の教室ではこういう工夫はあるんだろうか。そういえば、Benは僕の影響を受けて、よく(英会話の)ゲーム作って僕に見せてくれてたことを思い出した。戻ったら彼と一緒になにかつくるのも面白いかも知れない。