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みえないものを、みる視点。

PodCast:態度リサーチ#0〜#8をまとめて聴く

上平が試験的にお送りするPodCastです。何かをデザインする際には、知識や技術だけでなく、ものごとにどう向き合うかの、"態度"の側面も重要です。しかし、態度とはいったい何なのか、分かるようでなかなかつかみどころがありません。そこで、デザインとは一見馴染みのない分野の方に話を聞き、なにかに対峙する際に通じる微かな線を見つけることによって、態度の観点を浮かび上がらせてみようとする試みです。(三角をクリックすると視聴できます)

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#0|はじめに

 このPod Castで何を試みようとしているかについて、試しにひとりで喋ってみました。音声データの作り方も手探りですが、何よりも一人で楽しそうに喋るのが難しいですね。

 

#1|学び得ぬものをいかに学ぶか、について人類学者に聞く(を一人でふりかえる)

 3/2に行った上記トークショーの記事は全文書き起こししてあり、こちらで読めます。
初回が欠番になってしまうと、なんだかコンプリートできずに気持ち悪かったので一人で振り返って語ってみました。

ゲスト:比嘉夏子氏(人類学者)

 

#2|"構え"は何を決めているのか、について剣士に聞く

 武道で言う「構え」は、攻め方のスタイルを示しますが、相手とのかけひきの中で自分の向き合い方を探り続けるという意味で、態度に似ています。剣道の場合、構えは何を決めているのでしょうか。

ゲスト:齊藤実氏(剣道家

 

#3|万物がつながっているとはどういうことか、について僧侶に聞く

 さまざまなものごとが分断化していく現在の状況において、「連関的に世界を捉える」という意味で仏教は重要なことを示唆しています。そして仏陀の教えが時代や社会背景によって大きく変容している点では、近年のデザイン概念が普及していく過程にも重なるように思われます。私たちの生きている世界は、仏教の観点からどのように解釈できるのでしょうか。僧侶としての一面も持つ安藤昌也氏に話を聞いてみました。

ゲスト:安藤昌也氏(浄土真宗僧侶)

 

#4|花を殺しつつ、生かすことについて、花人に聞く

 野に咲く花は、自然の生態系の中で咲いているに過ぎません。そんな花を日本人は古くから愛し、人間を超越した存在として居室内に取り入れてきました。花を活ける行為は「殺しつつ、生かす」ものであり、罪深さを抱えた"祈り"と共にあります。この葛藤に対峙し続ける、花人の山本郁也さんに話を聞かせていただきました。花人とは、「花」と「人」の関係について哲学する人です。

ゲスト:山本郁也氏(花人)

 

#5|計算できるものと計算できないものについて、数学者に聞く

さまざまな高度なシステムが人間の頭脳を超えて自動的に計算していく時代です。しかしどこまで行っても計算し得ない領域があり、それこそが私たちがこの世界に生きる根源的なことでもあるようにも思われます。数学とアートを創造することによって止揚する試みを行う巴山氏に、「計算できること」と「できない」ことについて話を聞かせていただきました。

ゲスト:巴山竜来氏(数学者)

 

 

#6|心地よくない地で感じる心地よさについて、南極観測隊員に聞く

人類の多くは都市部にすみ、人工的に快適な住環境を形成しようとしてきました。その一方で「いま自分がここで生きている」という実存の感覚は、厳しい自然環境の中の方が強く湧き上がるのかもしれません。地球上においてもっとも過酷な環境のひとつである南極大陸に、第60次南極観測隊員として滞在した金森晶作さんに、自然と対峙しながら生きる態度についてお話を伺いました。
ゲスト:金森晶作(第60次南極観測隊員 / とかち鹿追ジオパーク専門員)
 

 

#7|音楽療法と言わないミュージックファシリテーターに、介護の場で音楽を活かすことについて聞く

音楽は、現在形で味わうだけでなく、遠い過去の自分と接続して内的な変化を起こしたり、共にいる他者と接続して心を共振させたりする不思議な力を持ちます。しかし、その音楽を"療法(セラピー)"として用いる場合、治癒する/される、それぞれの側に分断的なニュアンスがうまれがちです。それに対して、さまざまな関係性を生成する資源として音楽を捉え、介護の場を中心に"場作り(ファシリテーション)"を実践されている柴田氏に、ご自身の取り組みとその背後にある態度の話を聞かせていただきました。

ゲスト:柴田 萌氏(ミュージックファシリテーター/ 株式会社リリムジカ代表)

 

#8|個人のプレイヤーが個を超えたチームで戦うことについて、サッカー研究者に聞く

anchor.fm

先日開催された東京オリンピック2020の男子サッカー競技はスペインに敗退しましたが、試合後のインタビューである選手が、「彼ら(スペイン)はサッカーをしているけれど、僕らは1対1をし続けているように感じる」という言葉を残しました。デザインのプロジェクトも同じかもしれません。目的を見据えて個々の役割を超えて組織全体で取り組むことは重要なことですが、職務の壁を壊しつつ有機的に連携していくことは日本人の共通する弱点でもあるようです。個人のプレイヤーが個を超えたチームで戦うことについて、サッカー研究者に聞いてみました。
ゲスト:飯田義明氏(サッカー研究者/全日本大学サッカー連盟理事)

 

 

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夏頃までに時々アップしていきます。全部で10本ぐらいのインタビューを予定しています。

 

このポッドキャストの背景に関する解説記事はこちら。

kmhr.hatenablog.com