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みえないものを、みる視点。

アイントフォーヘン(オランダ)のデザイン機関

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11月14日(土).TRADERSのみなさんとは早めに別れて移動開始.オランダのマーストリヒトへ宿泊し,翌朝アイントフォーヘンという小さな街に向かう.本当はアムステルダムに行きたかったが,遠かったので近くて小さい街を優先することにする.小さくて元気な街がマイブームなのだ.

 

街の中の大きな図書館のビルの中に,アイントフォーヘン・アートアカデミーが入っている.ここはTRADERSプロジェクトを進めている組織のひとつでもあり,先進的な教育を行っていることで知られている.残念ながらこの日は土曜ということでほとんどだれもいない.

 

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とても興味があったCRISPという教育組織が,入り口に特設ラボを建てていたが・・・閉まっている.超残念.でも,このコンテナのやり方はいいな.備品も守れてて人目にもつく.

Strategic Creativity in Service Innovation
At the lectoraat (UK: Readership, US: Professorship) in Strategic Creativity we explore how design and creativity can play a strategic role in society and the economy in general, and in service innovation in particular. We do this with a 'thinking through making' approach where design and reflection go hand in hand.

 

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壁に掲示されていたCRISPプロジェクトのタグラインを紹介しておこう.彼らの問題意識がよく分かるが,とても小さなデザインスクールでありながら,デザインが必要とされている難しい分野に積極的に切り込んでいるのがとても素晴らしいと思う.

 

ウェブサイトで,彼らの発行している電子雑誌が読める.

www.crisprepository.nl

 

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そのまま歩いて現代美術館へ.ITUの同僚のLaurens(オランダ人)がオススメしてくれたので来てみた.偶然,アートアカデミーがキュレーションしている企画展「THING NOTHING」をやっていた.

f:id:peru:20151119165405j:plainこの展覧会コンセプトは原研哉っぽいな・・・.と思ったらどどーん,と無印良品のポスターやプロダクトを展示してあった.このポスターの「(地平線は)何もないが,全てがある」というブランディングのコンセプトはこちらでも知られているようだ.

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常設展も面白かった.とある概念をマップ化した作品

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さらに歩いて移動してPhilips Museumへ.

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オランダを,というか欧州を代表する家電メーカーのフィリップスのミュージアム.社史と併せて現代人の生活様式がどんどんかわっていく変遷や.町工場から大企業となり問題対象が変わっていく変遷が楽しめる.

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デザイン部門のトップをフィーチャーしている.(そういう風に見せているんだろうけども)それぞれの時代のプロダクトに,トップがタクトを振る中で打ち出したスタイルが見えるのが興味深い

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中央駅を通る際に壁を見上げたらモンドリアンの言葉を見つけた.オランダ語だが,大まかに訳すと.「慣習やその類のものは,アートと人生を楽しむことを最も妨げるものである」.そんな言葉を引っ張ってきて,一番目立つところに飾るとは,この街の人々は,日々挑戦することを大事にしているんだな.それは一日いくつかの場所を回っただけでも少し感じれた気がする.

 

 

アイントフォーヘンは人口20万とコンパクトながら優れたアートスクールと工科大があって独自の文化を持っていることを知った.夕方にはそのまま日帰りでマーストリヒトへ.オランダも北欧と同じく冬場は日が短い.