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みえないものを、みる視点。

学内の古本市に行ってきた

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22日のお昼休み。9号館のアトリウムで、古本市が開催されているというので行ってきた。定年退職される先生方の蔵書は、大変貴重なものも多いのに例年廃棄処分していたのだが、今年から、学生および一般の方々に無料で配布するという試みを始めたようだ。

 

これは素晴らしいアイデアだと思う。まず、もらう側は無料で自分の欲しい本をゲットできれば嬉しいし、先生としても役立ててもらえる方が嬉しいだろう。次に、大学としてはどんどん持って行ってもらった方がコストは減る。大学からでる廃棄物は事業ゴミなので、処分するのは決して無料ではないのだ。そしてその催しに「古本市」という名前を付けるだけでなんだか文化的な雰囲気がしてくるから不思議である。

 

今年退職される先生方は、歴史・哲学・文学・法学・商学経営学などの分野だそうで、眺めていてなかなか面白かった。

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僕の戦果はこれ。読みたいものだけもらってきた。ハーバート・サイモンの「意思決定の科学」とか、マット・リドレーの「赤の女王」とかの名著を発見して嬉しかった。なんの価値があるのか、と思われるかも知れないが、例えば「意思決定の科学」の古本の値段はプレミアついてAmazonでは¥13,000〜¥50,000もする。それだけ欲しがる人もいるということで、「目利き」は知識だ。

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