月曜午後には、受け入れしてくれているLoneが進めているGive&Takeプロジェクトの会合に参加。このプロジェクトはEUプロジェクトに採択されており、デンマークとオーストリア、ポルトガルの参加国で進めているもの。内容を簡単に言えば互酬性を基盤にした高齢者向けのサービス開発で、使われているデザインメソッドやプロセスはほぼ日本とも変わらないし、アイデア自体はよくある提案だとおもうのだけど、びっくりさせられるのが、導入するための国や自治体、スポンサーの協力など、真剣に使えるレベルで実装・運用していこうとするスケールの大きさ。シナリオを読むと「そんなうまくいくのかな」と思ってしまうような利他的な行動がごくあたりまえのように描かれ、そして熱く議論してて、やはり福祉社会を長年続けてきた国との土壌の違いを感じる。日本ではポイントかなにかで釣る、というような人参作戦にいきがちだし、我々はまだそこまで隣人と助け合うことを考えられてないのだな、と痛感する。
スカイプで3カ国をつないで会議。分野は同じなので資料は完全にわかるが、正直ディスカッションにはほとんどついていけず、苦労している。もっと理解できるようにしなければ。