Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

2017年の終わりに

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あっという間に2017年が終わろうとしている。今年はとある事情でかなり学部内の負担が多く、学生たちの発表会が続く12月はかなり過酷だった。そんなわけでブログも書く暇なかったのだが、冬休みに入ってちょっとだけゆっくりする時間ができたのでひさしぶりに書いてみる。

 

自分の組織では9月に学部長がかわり、僕も学部長補佐という重役を任命された。年配の教授が退職するにつれてどんどん責任が重くなっていることを感じるし、以前みたいに自分の近くのことだけやればいいというものではなくなっている。そして大学の生き残りを賭けて次期カリキュラム改革の議論も進んでいて、社会の中でデザインの重要性が増していることを反映するように、新しいデザイン教育の対応を急いでいる。

そんなわけで自分の研究をする時間はますます減っているのだけど、それでも仕事を依頼されることもあるので、なんとかできる範囲で引き受けてきた。体力は落ちたが、経験のおかげでここぞという時の集中力と選球眼はちょっと上がってきたかもしれない。

 

2018年は、集中してやりたい仕事があるのでなんとか一石二鳥で考えを重ねつつ成果を出しておきたい。まとまった時間がとれない以上は、限られたリソースの中での生産性を高めていかなければ・・・と自分に言い聞かせる。

 

このブログも薄くなるかもしれないが、ネタはいろいろあるのでできれば2週間に1回は更新をしていきたいと思う。思い出した時にでも見に来て下さい。

 

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2017年の活動

■研究
3月 「生成的コミュニケーションデザインにおける贈与の視点」(専修大学情報科学研究所所報No.90)
7月 「デザイン実験の場を構想するためのダイアログゲームの試作」(日本デザイン学会春季大会で発表)
*月「FIELD MUSEUM:地域協働のデザインによる体験型自然科学学習キット」(日本デザイン学会デザイン学研究 作品論文)8月に執筆。採択済み

 

■講演
1月「不確実な未来においてこどもたちが自分自身の生き方をつくっていくために」(おとなのキャリア講座Ⅰ/横浜市栄区民文化センターリリス
2月 Xデザイン学校「CoDesignApproachの今日的意味」
7月「デザイン行為を開く意味ー参加型デザインの思想が示唆することー」
7月「社会のものさしがかわるとき」(おとなのキャリア講座Ⅱ/横浜市栄区民文化センターリリス
10月 企画テーマ討論会「共創・当事者デザイン」(日本デザイン学会秋季大会)
11月 インプロ・組織・クリエイティビティ(オージス総研サービスデザイン思考セミナー)
11月 「デザインすることはギブすること」(Xデザイン学校アドバンスコース)
11月 「なぜ、今「情報デザイン」なのか?」Adobe MAX 2017 教育セッション


■ワークショップ&イベント企画
1月 フィールドミュージアム2016展(かわさき宙と緑の科学館)
2月 デザイン思考"以後"と創造性の行方(東京ミッドタウンデザインハブ)

4月 フォーラムシアターワークショップ(グラグリッド)
6月 即興コメディワークショップ(専修大学
8月  高校生向けデザインワークショップ「Cシャツをつくってみよう」(専修大学
10月 親子向けサイエンスワークショップ「ヒコーキが飛べる理由を試して考えてみよう」(かわさき宙と緑の科学館)
11月 外来種を用いたアップサイクルワークショップ「TAROを彩る」(岡本太郎美術館

 

■審査員など

WIT Award 2017 審査委員

日本デザイン学会作品集 編集委員会

某省庁の某案件審議会委員