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みえないものを、みる視点。

4大学合同夏合宿@函館

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9月9日〜12日に,北海道函館にて研究室の夏合宿に行ってきた.

軽く写真を紹介.

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9月11日(日)はこだて未来大学にて,早朝から4大学合同卒業研究発表会.集まったのは,はこだて未来大原田研究室,北海道情報大安田ゼミ,千葉工大安藤研究室.専修大上平研究室から,合計で36人.午前中は全員で自分の研究の口頭発表と教員のコメント.

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お昼は北海道の初秋の気持ちいい風を受けながら,未来大の芝生の上で.

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午後は大学ごとにポスターセッション.それぞれの研究内容を濃く議論する.他大学の学生や先生相手に議論するのはとても勉強になるし,自分たちの大学の立ち位置や強みを再認識することになるので貴重な機会だ.

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長丁場の一日が終わって,解放感でいっぱいのうちの学生達.

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翌12日(月)は.合同アクティビティ.4大学の学生を混ぜたチームを作り,一日かけて函館の街で食材を見つけ,自分たちの料理をつくってパーティをする.この日のミッションは,予算はチームメンバー×1000円という条件での「カレー作り」!.もちろんデザインを学んでいる学生たちなので,字義通りに普通のカレーをつくれって意味ではないな,ことは理解している.

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どのチームもちゃんと自分たちで「カレーとは何か」「この場でつくる意味は何か」をよく考えた結果,オリジナルな料理に取り組んだようで,とても盛りあがっている.

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料理をつくる一方で,数名は一日をどのように動いたか,どのように食材を手に入れたか,そして何を試みたのかのプロセスを記述する.

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このチームは(北海道先住民の)アイヌ民族に着目し,「アイヌの人々がカレーを食べるなら」というコンセプトでトド肉(エタシペ)入りのオリジナルなカレーをつくった.ちゃんと北方民族資料館でアイヌ文化を取材して,ランチョンマットの文様から盛りつけまで隅々まで仕掛けをつくっている.題材の制約を受け入れつつも自分たちで拡張していく姿勢が素晴らしい.

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 みんなで乾杯してパーティ.ここは他チームの余った食材をつかって即興的にたくさんのメニューをつくった.この合同アクティビティの中には不確実な中でのいろんな意思決定やチームワークが埋め込まれていたが,参加した学生達にとってもいい経験になったよう.

 

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そして帰る前には地元の美味しいモノを・・.函館といえば,もちろんイカ!このハリは東京では味わうことが出来ない.昨年は記録的な不漁だったそうで心配していたが,今年はなんとか捕れているようで,普通の値段で食べることができた.

学生だけでなく僕自身も先生達との充実した議論の時間を持てて,美味しいモノが食べれることが出来てなかなか有意義な4日間だった.