Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

異文化の眼を通してこそ,見えてくる価値

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8/31は住んでいるマンションでワールドカップ予選のパブリックビューイング

ハリルホジッチ監督の采配は素晴らしかったが,考えてみれば自国を代表する選手を束ねる役割に外国人の監督が招かれているのは興味深い.彼がやっている仕事は,たぶん日本人同士では見えにくい選手の価値や連携する力を他者の視点で見抜き,それらを引き出した組織を組み立てることなんだろうと思った.

先日書いた「デザインと土着性」のことを思い出す.

一方で、同じ時期に見たデンマークの学生たちがコソボに行って現地で協働でプロジェクトに取り組んだ事例では、現地のフィールドワークを地元民がサポートしており、外部者の価値観を活かしつつ、当事者の抱える問題の目線で消化されていたように思う。現地民がデザインパートナーとしてホームに招き入れている形式だったからこそ、他者視点を発揮できているということだろう。

 

この日までハリルホジッチ監督のことはよく知らなかったけど,彼がユーゴスラビア人だと知って,いまごろになってかなり関心が湧いてきた.

 

 ユーゴスラビアの名作映画「アンダーグラウンド」(僕にとっての永遠のマスターピース

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