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みえないものを、みる視点。

親の意識を変えていくための試み

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1/24のお昼頃、横浜市の小学校で保護者向けに講演してきた。お世話になっている「さかえdeつながるアート」という市民コミュニティからの依頼で、なかなかない貴重な機会である。というわけで「不確実な未来において、子どもたちが自分自身の生き方をつくっていくために:北欧社会とデザインの視点から日本の教育の可能性を考える」という題目でお話ししてみた。

 

講演内容としては、不確実な社会の中でのリスクの考え方や、未来の社会での能力をどう捉えるか、といったようなこと。人工知能の発達で今後、仕事内容が大きく置き換わっていくと煽られることが多いけれども、そんな未来の社会では、自動化されにくい"知"として創造性や社会的知性が重みを持ってくる。このふたつの能力をいっぺんに育てるためにも、子供達も社会に出てデザインをする/学ぶことは意味があるのでは、というようなストーリー。もちろん一方的に聞いてもらうだけではなく、簡単なワークもやってもらう(こういう時には、普段やっていることの積み重ねが活用できてよい)。

 

さかえdeつながるアートさんは、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)神奈川支部と連携して、過去にあまり取り組まれてない中学生向けのデザイン教育の場を作るために「ティーンズクリエイション展」や関連ワークショップを開催したりと、とても興味深い活動をされている。

sakaeart.exblog.jp

そういう場を重ねてこられた中で、「子供がデザインを学ぶことはもちろん大事だけど・・・やっぱり親の理解が無いと、いくら機会作ったところで創造力はうまく育たないし、親の考え方こそが変わらないことには流れはなかなか変わっていかないね」というシニカルな意見がでることもあって、そこで議論が止まってしまうことが何度かあったそう。そこで今回の講演が企画されたという経緯だそうだ。

 

たしかに、子供たちにとって親は直接的なステークホルダーなのであって、なにはともあれ、「親の意識を変える」ための機会を作ってみよう、という試みは賞賛に値する。ちょっと一部の人にお話ししたぐらいでその大役を果たせたかは微妙なところだけど、まずは第一歩を進められたということを前向きに捉えたい。

 

実は、僕はこの前の週から気管支炎を発症してて体調は最悪。1時間以上も喋れるのか、と自分自身思えなかったが、やっぱり途中から声が出なくなり、息も絶え絶えになり、聞いている皆さんにもご迷惑をかけてしまった。体調管理は大事だ。ついでに写真を取り忘れた。

 

「不確実な未来において、
子どもたちが自分自身の生き方をつくっていくために
~北欧社会とデザインの視点から日本の教育の可能性を考える~」

 

◎日時:平成29年1月24日(火)11時~12時30分
◎会場:栄区小山台小学校
◎講師:専修大学  ネットワーク情報学部 教授 上平崇仁氏
◎主催:さかえdeつながるアート 
   ※さかえdeつながるアートは、2008年より栄区で地域とアートをつなげる活動をしている市民グループです。
◎共催:小山台小学校PTA
         ティーンズクリエイション組織委員会
  ※神奈川県内のデザイン団体メンバーと栄区内の学校、青少年施設、
   地域活動団体関係者による、子どもたちの豊かな未来を考える委員会。
◎協力:横浜市立小山台小学校
◎助成:横浜市地域文化サポート事業「ヨコハマアートサイト2016」
◎問合せ・申込み:さかえdeつながるアート事務局