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みえないものを、みる視点。

デンマーク人はレゴを水のように使う

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2月21日,レゴワールドがコペンハーゲンに期間限定でオープン(2/18〜21)したので子供達を連れて遊びに行ってみた.会場は大学の近くのBella Center.このヘンな建物はその北欧最大のコンベンションセンターである.

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広い会場は凄まじい量のレゴ! みんな狂ったようにレゴと戯れている.もっと混んでいるかとおもったが,意外なことに来客数は大したことはない感じだ.

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レゴによる巨大ピタゴラ装置.これをビー玉ぐらいのボールがエンドレスで回り続ける.思わず見とれた.

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スターウォーズ関連のブース.

この人数でライトセーバーを振り回して遊ぶらしい.

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レゴブロックのプール.よく見ると水色のグラデーションになっているのと,プール脇に置いてあるリゾートチェアが細かい.親はここで寝転びながら子ども達を見ている

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レゴマインドストームも今はかなり進化しているんだな.この蛇ロボットはスマホでコントロールして戦ったり出来る.

ところで僕は一番レゴ・シリアスプレイを見たかったんだが,あれは大人向けなので今回の展示では用意されてないそうだ.残念.

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プロダクションエリア.この機械ではレゴ人形のフィグの足のパーツが自動的に組み立てられる.

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レーザカッターでレゴのパーツに名前を刻んでお土産にしてくれるコーナー.

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一番笑ったコーナー.雨具を着用して通るウォークスルー.しかし水ではなく,降っているのはレゴの小さなパーツ!

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上の子が挑戦したが,細かいレゴが頭上からバシバシ当たってとても痛そうだ.

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真っ赤なレゴのコーナー.ここは大きな建物を作るという縛りがあったのかな.

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ビフォーアフターで比較.帰り間際の風景.人力で街に変わっている.

 

しかし,こう「水のように」大量のレゴを用意することで子供だけでなく大人も本気を出せるというのは素晴らしいことだ.無限の創造性を開放するためには,小さな赤バケツごときで満足してはいけないんだろう.レゴはデンマーク人の大人にとっても,子供の頃から親しんだ大事なアイデンティティとなっているようで,そんな世代を越えた共通言語があることは本当に羨ましい.

 

この日の感想:

1)下の子が本格的にイヤイヤ期で手が付けられない.5歳以上の遊具に乗れないことを悔しがって地団駄をふんで大泣きし,展示専用のレゴの電車に乗れないと言って大泣きし・・・.もはや「なぜ世の中は俺様の思い通りにならないんだ」と言わんばかり.

 

2)おむつ替えに行って戻ったら,こんどは上の子が行方不明に.この日は妻は一緒ではなく僕だけだったので,反抗しまくる下の子を連れて会場内を慌てて探し回った.30分ほど探して見つからず,ギブアップして近くのスタッフに相談して会場のインフォメーションまで一緒にいく.すると「Rくんなら保護されているよ」とのことで,指定されたコンベンションセンターの受付までいったら,ガラスの向こうでスタッフさんに遊んでもらって楽しそうにお絵かきしていた.僕とはぐれたことに気付いて,自力でスタッフに「お父さんがいなくなりました.僕の名前はRで,お父さんの名前はxxです」とデンマーク語で伝えたらしい.彼は時々行方不明になるのだが,いつの間にそんな成長したのだ・・・.

 

というわけで僕の場合はレゴを本気で楽しむどころでなくて,元気盛りの男の子の世話でとても疲れた.