11月18日(水).昼にCBSに向かう.前日にベルギーから帰ってきてとても疲れていたが,友人のLianaの担当しているウェブインタラクションデザインという授業のプレゼンがあるというので,ゲストとして聞きに行ってきた.美大以外でやるデザインの授業は自分の仕事とも近いので興味深い.
2コマ連続の授業で,最初はゲストレクチャー.アクセンチュアの人の話,とは聞いていたが,なんとFJORDの人じゃないか!そうかアクセンチュアに買収されたのでしたっけ.幸運にもFJORDのサービスデザインのノウハウをタダで聞くことが出来たw
エンゲージメントは独特でも,やり方はベーシックなんだそうだ.学生からの質問が鋭すぎて冷や汗がでる.聞けば元デザイナーで今ビジネススクールに入り直しているそう.
この日は2チームが発表.学部2~3年生だそうだ.二つのウェブサイトをケースとして選んで,インタラクションについてのユーザリサーチを行い,考察をまとめて発表するというもの.みんなで分担して上手に発表していた.
ディスカッションでは,(デンマークと比較して)中国ではどうだ?インドは?と先生に振られて留学生が自国の事情を説明しながら濃く議論している.学生だけで多角的な議論ができていることはレベル高いな...とは思うが,よく見ていると全員がそのレベルというわけでもないようだ.
社会人経験のある学生や,留学生が居ることで議論に幅がうまれて自然にレベルが上がるのは羨ましいクラス環境だ.留学生を多くして議論出来るようにすることにはこういう利点があるね.どうしても日本の私大は学生層も年齢も均一化しがちだし,留学生の存在を活用できているとは言えない.そこに対して痛みを感じると共に,大きく改善していく必要性を感じた.