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みえないものを、みる視点。

草間彌生と子供向けワークショップ@ルイジアナ美術館

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ルイジアナ美術館では現在企画展として草間彌生展を開催中(2015年9月17日〜2016年1月24日)。回顧展として生い立ちの頃からアバンギャルド、フラットな水玉シリーズからさらに新境地を切り開いている最新作シリーズまで、作品数も多くて素晴らしい展示でオススメ。僕はarki_labのプロジェクトに来たついでに見たが、デンマークでもかなり大人気なようで驚いた。

 

 

いくつかのインスタレーションは六本木の森美術館で見た記憶があるんだが、2004年の"クサマトリックス"という展示だったようで、いつのまにか10年以上経ってしまったらしい。

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 本人じゃなくて蝋人形。草間彌生の作品は論理ではなく感覚的にザワザワくる。

 

 

10/28の講演会(本人がくるわけではない)にはなんと2500人が申し込み。さてあのホール(MAX400人ぐらい?)に入れるのかw

LECTURE: Kusama og den japanske avantgarde - UDSOLGT | Facebook

 

そしてこのレクチャー講師はなんとコペンハーゲン大のGunhildじゃないか。すぐ隣のキャンパスまでなかなか挨拶にいけず今に至っているのだが、こんなこともやっているとは。

 

 

 

 

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常設展。ジャコメッティルームで高校生か大学生がスケッチとレクチャーを受けている。こんなコレクションを教材に出来て羨ましい。

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 地下にある子ども向けワークショップの施設が大変充実している。

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子どもたちに楽しくアート制作させて親はゆっくり見学できる、という仕組みである。

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なんとこの子ども向けワークショップのスタッフに日本人の方が!お互いびっくりした。日本の某大学附属の学校で美術教員をされているYさんで、現在サバティカルルイジアナ美術館に滞在されているそう。デンマークの子ども向けアート教育の現場を研究するためには素晴らしい環境だと思う。