学内のカフェが閉鎖されて残念に思っていたら、図書室だった場所を手に入れたようで、より大きなカフェに生まれ変っていた。良い感じの音楽がかけられ、洒落たインテリアの中で学生達もリラックスしてコーヒーを飲んで語らっている。
実はこのカフェ、学生ボランティア達で運営されているものである。ボランティアと言ってもちゃんとお金は取る(外の店よりはちょっと安い)し、学食と互換性のあるコーヒー券がつかえる。
夏までのカフェの様子。新しい場所に移転してだいぶ広くなった。
多分学生側が、「図書室はあまり使われていない、もっと必要な場所に有効利用すべきだ」と大学と交渉した結果、大学がカフェの場所と図書室を入れ替えることを認めたのだろうと思う。
こちらは学内のバー。生ビールサーバーもある。やたら広いが同じく学生による運営。
聞くところによるとデンマークの他大学でも学生運営のバー&カフェは普通にあるらしい。同僚に「日本ではそういう仕組みは無いのか!」とびっくりされた。
考えてみれば、日本で学生が大学の施設を利用して金銭的なやりとりをするお店を開くことに対して、一体何の問題があるんだろうか?通常の飲食店に必要な食品衛生責任者と防火管理者については、学祭での飲食店がクリアできているのだから、なんとかなる気がする。
大学の会議にかけられると、いろんなことが事なかれ的につぶされていくのが手に取るように分かるが、もっと学生の自治権限を認めて良いと思うんだけど。