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Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

完結させない「余白」をつくること

オブザベーション

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Kongens Nytorvの工事仮囲いのクリエイティブワークの定点観測。先日通りかかったら立体の馬が並んでいた。観光客にはわからないが、この囲まれている公園の中にずっと置かれている、クリスチャン5世(昔の王様)の銅像が乗っている馬が、仮囲いの壁から脱出してきているという設定らしい。

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そして別の日に通りがかると、子ども達から大人までみんなこの馬に乗って遊んでいた。王様気分になれるということか。この馬に乗ってもかまわない、という説明は全くされてないわけだが、人々に勝手に乗られて撮影され、勝手にSNSでシェアしてしまうことを織り込んでいるんだろう。そして人々の手によって、馬は囲いの境界からさらにインターネットを通じてさらにあちこちの境界へと脱出することになる。

仮囲いの演出というお題で、ただの絵を書いて答えにするのではなく、そこにある公園のストーリーと繋げて、自分でも乗りたくなる、乗った経験をシェアする(=馬がますます脱出する)という、展開していくアイデアが面白い。

 そこだけで完結させない余白は大事。