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Kamihira_log at 10636

みえないものを、みる視点。

船の上で、「観光」という産業を見た

オブザベーション

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せっかく北欧にいるのだからと、1週間ほど船に乗ってフィヨルド観光してきた。たぶんもう乗ることはないと思うし、何事も経験してみなくては。

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コペンハーゲンを出航→ガイランゲルという小さな奥地でフィヨルドを見る。ここには写真のとおりまだ雪が残っている。→ベルゲン(ノルウェー第二の都市)を観光。雨の中、ロープウェーで展望台に行く→クリスチャンサンで旧市街地を散策。ここでは天気も良く、フォトジェニックな街並に感動して写真を撮りまくる。→オスロ(首都)の国立美術館ムンクの叫びを見る→ドイツのバルネミュンデに寄港(乗客半分入れ替え)→コペンハーゲン着(残り半分入れ替え)、という旅路で、自力で移動しなくても船が勝手に着いてくれるのはラクと言えばラクである。

 

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ノルウェーは、街はどこも小さく上品で、街の人々ものんびりしている。なのに国民一人当たりGDPが世界第二位で物価の高さも世界一(缶ビール一本600円近く!)、という国力の強さが不思議でたまらなかったが、要は産油国だから、ということか。ずるい・・。またノルウェー捕鯨国で、名産品として堂々と鯨肉の加工品売っていたが、彼らは他の国から日本のように怒られないらしく、理不尽さも少々。

 

それにしても色んなエンターティンメントを積んでまるごと移動させてしまう大型客船という文化は、実に西洋的だ。観光客むけに設えられた場所に決まった時間に世界中から集めた客を流し込み、嵐のように金を落として去っていく。スタッフはシーズン中くりかえし客を乗せ続け8ヶ月間を船の上で過ごすらしい。タイムスケジュールは(当たり前だけど)綿密に作り込まれていて、役割分担の巧みさは、さすがにプロだった。職業柄、サービスのバックエンドやPDCAの方法が気になって仕方がなく、うーむ、観光ってここまで産業になるんだな、と観光以上にそっちが興味深かった。