せっかくの日曜なのに朝から雨模様で、室内で楽しめる場所ということで埠頭にあるexperimentarium cityに行ってみた。ここは地元のこどもたちのためのサイエンスミュージアム。天候のせいで、子ども達で賑わっている。
日本で言えば日本科学未来館じゃなくて、古くからある東芝の科学館とかそんな感じ。
アトラクションの数はこじんまりしたモノもとても多くて遊びきれないが、ほとんどが科学実験として定番のものなので親しみやすい。そしていかにもお金かかっていそうなアトラクションと、子供たちが夢中になっているものがまったく違うのが面白いところ。
うちの子はこれに夢中になっていた。パチンコ玉を同時に二つ転がすといろんな不確定要因が積み重なってまったく違う軌道と着地点になっていく、という数学っぽい説明があったがそんなことはもちろんわかってなくて、単純に転がしていてもまるで予測できない動きをするのが飽きないからのようだ。こういうシンプルさはいいな。
びっくりしたのが、この解剖実演。なんの内臓だか知らないけど、包丁でばっさばさ捌いて解説しているのを、みんな超真剣にみている。好奇心をそそるのは、ハイテクよりも見えない我々の内側なのだね。日々接しているけどブラックボックスな内臓たち。
この日は、家族で午後まるまる遊び倒したわけであるが、毎年学生の課題で子供向け教材を作っていることもあり、いつのまにか仕事モードになって、真面目にいろいろ観察することになってしまった。