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みえないものを、みる視点。

BOOK

省察的実践者の教育

多くの人が知る"リフレクション"という言葉の理論的背景となった,ドナルド・ショーンによる記念碑的名著,The Reflective Practitioner. 邦訳としては「専門家の知恵-反省的実践家は行為しながら考える」(2001)が知られているが,この本は部分訳だったの…

目的と手段の幸福な取り違え

春に頂いた本シリーズNo.2. 「市民参加の話し合いを考える」村田和代 編 (2017.4.3発売).共著者の福元和人さんからご恵投頂きました.ありがとうございます. 本書は,龍谷大学の地域公共人材・政策開発リサーチセンターの研究成果で,「話し合い学をつく…

ラーニングフルエイジングとは何か

新刊「ラーニングフルエイジングとは何か—超高齢化社会における学びの可能性」,編著者の森さんからご恵投いただきました.ありがとうございます. 本のコンセプトは, 死ぬまで学び続け成長する存在として高齢者を位置づけ、高齢者特有の学習課題に焦点を当…

”人間は、コントロールへの情熱をもってこの世に生まれ、持ったままこの世から去っていく”

幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学 ダニエル・ギルバート 早川書房 2007−−−−−−−−(引用)人間は、コントロールへの情熱をもってこの世に生まれ、持ったままこの世から去っていく。生まれてから去るまでのあいだにコントロールする能力を失う…

独裁者は民衆がつくりだす

ルポ トランプ王国―もう一つのアメリカを行く (岩波新書) 熱狂的なトランプ支持者はアメリカの都市部ではなく、地方都市にいる。どんな人々がトランプを支持しているのか、どんな期待を抱いているのかについて、統計からは見えてこないリアリティのある声が…

〈読書メモ〉良くしようとするのはやめたほうがいい

横浜コミュニティラボのMさんのfbで知った小冊子。この「良くしようとするのはやめたほうがいい」という、ギクリとさせられるタイトルだけで読みたくなって取り寄せてみた。我々は深く考えることもなく「よくする」という言葉を使いがちだ。内容は横浜寿町の…

デザインは死ぬか

かのブックディレクター・幅允孝氏による企画監修ということで楽しみにしていた「デザイン イズ デッド(?)」を読了。このタイトルには、やはりエンブレム問題が大きな影を落としていて、クエスチョンマークにはデザイン行為をシニカルに語るようになってしま…

〈読書メモ〉ナラティブ・アプローチ

パートナーとして関わっているACTANTは、ロンドン芸大セントマーチンズの大学院でNarrative Environmentsという先進的な専攻を修了したデザイナーが3人もいるという非常に珍しいメンバー構成であり、いろいろ話しを聞いているうちに僕の中にもナラティブへ…

〈読書メモ〉多層的な参加の構造

「ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門」フィルムアート社(2015)より。 原点の題名は、Education for Socially Engaged Art: A Materials and Techniques handbook (2011) 著者の多くの実践経験を元に、ソーシャリー・エンゲイジド・アートの光と影を…